繊維ニュース 編集部ブログ

2020 15 Oct

福助とドラえもん

 

【東京本社】22世紀の未来から来たネコ型ロボットの『ドラえもん』。福助は21春夏からドラえもんのキャラクターを配した大人用靴下(紳士、婦人)の展開を始める。ひみつ道具の『どこでもドア』をモチーフにしたギフトボックスも作った。

 日本では知らない人を探す方が難しく、海外でも漫画とアニメが翻訳されているドラえもん。『タケコプター』や『スモールライト』、『タイムふろしき』をはじめとするひみつ道具のアイデアには思わず感心してしまう。50年前に連載が開始された漫画とは思えないほどだ。

 日本では土曜日の夕方にアニメが放映されている。先日の放送。主人公ののび太君が家出し、10年後に帰るという内容。『タイムふろしき』で若返り、『タイムマシン』で過去に戻って一件落着。が、家出の事実は変わらず、同時代にのび太君が2人存在することになる。そこに恐ろしさを覚えるのは、夢をなくした大人だからか。

 ひみつ道具の一つに『もしもボックス』がある。スマートフォンではなく、昔の電話ボックスのような形をしている。原作者がそこまで見通せなかったのではなく、「未来人による温故知新」と考えた方が「夢があるな」と大人は思う。(桃)