繊維ニュース 編集部ブログ

2022 03 Oct

カラムシの栽培

 【大阪本社】家の近くの公園でカラムシが栽培されていた。イラクサ科の多年生植物で、苧麻(ちょま)という名前で聞くことも多い植物だ。取材で糸になる前の繊維を見たことはあるが、栽培されている姿を見るのは初めてだった。この植物からも奇麗な服が作られると思うと、改めて繊維の技術を実感する。今は既に収穫され、この場所には違うものが植えられている。地元にはカラムシを栽培し、着物ではなく弥生時代に着られていたような貫頭衣を作っている団体もあるそうで、今は服の姿になっているのかもしれない。(星)