繊維ニュース 編集部ブログ
2020
03
Mar
企業ブランドが担うべきサステ対応とは
【東京本社】先日、パシフィコ横浜会議センターで開かれた「サステナブル・ブランド国際会議2020横浜」を訪れた。会場には自動車、流通、情報通信、食品、住宅関連と多様な業種から企業が集結した。各企業の代表者は、基調講演や公開討論会などさまざまな企画に参加。行政や学術界の識者らとともに、企業ブランドに向けられたサステイナビリティー(持続可能性)についての社会的要請に、どう応えていくかを探った。
複数に分かれた会場では、多彩なプログラムが催された。立ち見が出るほどの来場者を集めたプログラムもあり、サステイナビリティーへの関心の高さを感じ取った。
企業が簡易な展示ブースを設けるスペースも用意され、ビジネスマッチングの場としても活用された。サステイナビリティーへの取り組みは、単に企業姿勢を示すだけでなく、新たなビジネスチャンスを創出するきっかけづくりにもなりそうだ。
2019年は「サステ」に明け暮れた感がある国内のアパレル業界だが、多様な業種が集まるサステイナビリティーをテーマにしたイベントでは、突出した存在感を放っていたとは言い難い。それでも、異業種の取り組みの進展の度合いを確かめるだけでも貴重な機会となったのではないか。(強)
(写真は、ユニフォーム製造販売のダイイチが会場に設けたブース)