繊維ニュース 編集部ブログ

2022 26 Aug

究極のモバイル枕⁈

 【東京本社】時代とともに変わる枕。木や石などを削り、形を整えるなどして古代から使われていたそうだ。寝具寝装品製造業の富士ベッド工業(東京都大田区)は、社内の一角に「枕博物館」を設け、古今東西さまざまな枕を調査研究し、展示している。そこで目に付いたのが写真の箱枕。蓋状の小枕を開けるとすずりや筆があり、側面を外すと鏡に変身。引き出しには紙やそろばん、くしなどが収められている。主に江戸時代の商人が旅先で使っていた。枕が変わると眠れない商人が考案したのだろうか。無駄のないつくりに脱帽です。(直)