繊維ニュース 編集部ブログ

2018 06 Jun

熱い名古屋駅西側

 【中部・北陸支社】2027年のリニア中央新幹線開業まであと9年。名古屋駅周辺で唯一開発が遅れていた名古屋駅西側の開発が加速しだした。

 名古屋市が計画している「名古屋駅周辺まちづくり構想」の中で西側を市民やビジネスマンのために災害時の避難場所・避難所も兼ねた公園にすることを明らかにしたためだ。公園用地は市が買い上げるのため、その周辺では不動産業者が熱い戦いを繰り広げている。

 開業すれば名古屋から東京まで40分。やがてマンションやホテル、学校、新たな商業施設が立ち並ぶ新しいエリアとなるのであろう。地価も急激に上昇し、既に立ち退いた店も多い。

 これまで“駅西”と言うと風俗街やキレイとは言い難い居酒屋が軒を連ね、酔客で賑わっていた場所だ。小生はその下町っぽさが好きで週に4回、仕事帰りに馴染みの居酒屋で一杯ひっかけていた。

 その店も公園になるとのことで先月25日に閉店した。 なんとこの地で51年間も女手一つで店を切り盛りしていたというのに。地価価格に対して、不動産業者や地主、店子の熱い話が飛び交う中、なぜか寂しい。場末の新しい店を探そう。(聡)