繊維ニュース 編集部ブログ
2019
11
Sep
過剰品質を強みに
【中部・北陸支社】衣料市場が低迷から脱し切れない。今後も大きく好転する兆しが見られない中、各社とも輸出を再強化しているのは周知の通り。
言うまでもなくわが国の繊維製品の使用品質は、過剰ともいわれるように世界でもトップクラス。後はデザイン性とその品質の高さを伝えるコミュニュケーション方法をいかに構築するかだ。
半面、輸出拡大に向けて、繊維工業の大幅な縮小から納期、ロット、価格の面で課題が指摘されている。しかし、それはマスカスタマイゼーション化や国内をマザー工場としたグローバルなサプライチェーンの進展により、解決できるのではなかろうか。
言うは易く行うは難し。来月2日には在名3商社の貿易部長による座談会を行う(本紙掲載10月21日付)。テーマは“テキスタイル輸出の活性化に向けて”。出席者はいずれも各社のエース級。今後に期待したい(聡)。