繊維ニュース 編集部ブログ
2020
18
May
コロナでも「生地見たい」
【東京本社】JR渋谷駅新南口から恵比寿方面へ5分ほど。東交番前の交差点近くにギャラリーOZスタジオ渋谷東がある。ビルのフィルパーク3階を目指して階段を上ると、60平方㍍のスペース。ドアも窓も開け放たれ、展示された生地サンプルが微風に揺れていた。
同スタジオの尾関ゆうさんがこのテキスタイル合同展「テキスタイルヴィジョン」を企画した。尾関さんは自分のブランドも立ち上げているが、「3月からテキスタイルのさまざまな展示会が中止となった。アパレルの目線で言えば、困った事態。テキスタイルメーカーから写真や説明文がメールで送られてきても、やはり現物を見たい。それなら、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底することで、小規模の展示会が開けないか」と考えた。
1社30分、完全予約制。メーカーの説明者も呼ばず、尾関さんが会場を案内。オーダー表を後日、メーカーに送り、サンプルなどを直接送ってもらう形にした。
今回、9社のテキスタイルメーカーが参加。来場したアパレルも久しぶりに新しい生地に触れて満足げであった。(康)