繊維ニュース 編集部ブログ
2020
16
Nov
繊維産業が紡いだ歴史
【中国・四国支社】地場の繊維産業の歴史を、肌で感じることができた。中国銀行児島支店(岡山県倉敷市)がこのほど実施した支店110周年の感謝ウィークは、そんな印象だった。ジーンズや学生服など地元8社の繊維製品に加え、そうした企業から借りた1970年の学生服メーカー91社のマップ、昭和の看板、のぼり、手織り織機などを展示。地域の繊維産業が紡いだ歴史を垣間見ることができた。
学生服のマップには、以前周辺では塩田地帯が広がっていた。お客からも過去を振り返る中で「この企業を知っている」「この近くで遊んだことがある」など当時を懐かしむ声もあり、好評を博したと言う。
地域にはジーンズミュージアムや学生服の資料館などもあるが、青木信浩支店長は「こうしたイベントで改めて地場産業を発信することも意味がある」と話す。地域の催しが中止やオンライン開催となる中、「盛り上げの一役を担うことができた」。 (小)