繊維ニュース 編集部ブログ

2021 19 Jul

廃棄生地に商機あり!?

 【大阪本社】今月、ソファーカバーを自作した。ある織物産地の産元の玄関先で産廃として回収されるのを待っていた生地の1束をもらって作った。「もっと持ってってよ」と言われたが、持てる重さの見映えのいい1束のみをいただいた。それでも広げると20㍍はあった…。われながらうまくできた。リビングに新鮮味が出て、家族の評判も上々だ。「こんないい生地がタダで手に入るならまたもらってきて」と妻。正規のソファーカバーの値段を見ると6万円。それが廃棄される生地によってお金をかけずにできたのだ。まだ使い道がある生地が今日も産地で捨てられていると思うと考えさせられる。こうした生地をまとめて回収して服や雑貨、インテリア製品を作って売る。生地のまま売ってもいい。商売になりそうだが…。

(学)