繊維ニュース 編集部ブログ

2019 30 Sep

グラデーション

 【大阪本社】夕暮れ時、空をふと眺めると、写真の風景。黄色、水色、赤紫色、紺色と脈略のないグラデーションがなんとも美しい。「これはすごい!」と夢中でスマホカメラのシャッターを切りまくった。

 思い出したのは、「高島ちぢみ」のグラデーション生地。杉岡織布(滋賀県高島市)など数件の織布工場が、緯糸多色装置付きのエアジェット織機で先染め糸を駆使して織り上げる。杉岡定弘社長によると、色の選定やグラデーションの微妙な具合によって人気に大きな差が生じるらしいが、素人の筆者にはその違いは分からない。

 展示会でさまざまなパターンのグラデーション生地を披露し、顧客の声を反映、あるいはヒントにして次の企画を練るという。

 この日の夕焼けもヒントになるだろうか。今度、杉岡社長に写真を見せてみよう。(武)