【大阪本社】28、29日に大阪市内でＧ20サミットが開催される。言うまでもなく、世界の20の主要国の首脳が大阪に集結する。

　警察官やパトロールカーを見掛ける頻度が飛躍的に上がったり、駅のごみ箱がことごとく使えなくなったりと、市内を中心に大阪の雰囲気は少しずつ厳戒モードに近づきつつある。

　期間中はもちろん、各国の首脳が府内を行き来する前後1日ずつ、つまり、今日27日から大阪府内の広い範囲で都市高速道路を中心に通行規制が敷かれる。

　限られた区間とはいえ、普段そこにあるインフラが寸断されるわけで、混乱は必至だ。一般道の規制区間はそれほど広くないが、都市高速道路が通れないことを考えると、結構な渋滞があるだろう。それに備え、「繊維ニュース」の入稿時間も大幅に繰り上げられている。

　市内在住の身としては、各方面が呼び掛けるように、この期間の移動には公共交通機関を使う、あるいは自宅に引きこもるしかなさそうだ。

　実は、30日に公共交通機関では少し行きづらい場所に用があり、どうやって行こうかと考えあぐねているうちに今日を迎えている。

　このような機会は今後ないだろうから、多少の不便を強いられることは別にかまわない。ただただ、多くの市民が被った不便に見合うだけの実りのあるＧ20になりますように。（酒）