繊維ニュース 編集部ブログ

2019 08 Feb

活況なリネンサプライ

 【大阪本社】先日、リネンサプライの洗濯工場を見学した。

 訪日外国人の増加や2020年の東京五輪・パラリンピックを受けてホテルの新設・増設ラッシュが続いており、シーツやタオルを貸し出し、回収・洗濯した上で再納入するリネンサプライ企業も活況を呈している。

 見学した光新星(大阪府大東市)の洗濯工場も14時間2交代で365日フル稼働している。外国人留学生を含めたスタッフが忙しそうに作業していた。それでもキャパ不足のため、3月に連続洗濯機1機を増設して能力を倍増させる予定だ。

 同社は既存のアミューズメント向け工場の土地・建物を活用したことで初期投資額を抑えることができたが、洗濯工場の新設は土地取得や建設費を含めて二、三十億円程度必要とされる。さらにその資金回収には10年以上かかるとされる。

 活況で注目されるリネンサプライ業界だが、設備投資の判断には難しさがある。(長)