繊維ニュース 編集部ブログ
2018
09
Aug
鍾乳洞
【東京本社】恐ろしいほどの暑い日が続く。40℃近くにもなると、スマホの防災速報アプリから毎日のように「熱中症の危険あり」の警告が届く。ワークウエアの世界では電動ファン付きの「空調服」が爆発的に売れているが、そりゃそうだろう。
ここまで暑いと、涼を取るのもなかなか難しい。冷房の効いた部屋でじっとしているのが一番かも知れないが、休日のたびにそれだけでは退屈すぎる。先日、暑いのは承知でドライブに出かけた。
日帰りで温泉にでも行こうということになり、奈良県吉野郡天川村に。そこで見つけたのが鍾乳洞である。筆者が知らなかっただけで、この「面不動鍾乳洞」は非常に有名な鍾乳洞で、訪れる人も多いらしい。入口の前まで来ると、既にひんやりした空気が漂う。炎天下で汗だくの中、鍾乳洞に突入すると、ものすごい爽快感。この中の気温は年間平均で8℃。心地良いひんやり感が、べたつく汗を乾かし、体を冷やす。このままそこで寝むってしまいたいぐらいであった。鍾乳洞を出た後は、近くの清流に足をつける。これまた気持ち良い。暑さ覚悟で外に出たが、想定外の快適な休日であった。(東)