繊維ニュース 編集部ブログ
2019
19
Jun
新しい名所?
先日の取材の折り、A社からB社へと移動するのにちょっと遠回りをして、真っ昼間の北新地をのぞいてみた。夜の書き入れ時とは異なり、人通りが少なく妙に静かで、しかも歩きやすい。
永楽町通りから新地本通りへと抜ける蜆楽(けんらく)通りを歩いていると、あちこちに提灯がぶら下げられ、これまでとは雰囲気が一変。さらに小さな社が設けられていた。見ると、曾根崎恵美寿社(写真)とある。それも、恵比寿ではなく「恵美寿」。
北新地といえば、言わずと知れた飲み屋街、というよりもクラブ、ラウンジ、スナックが乱立する夜の街だ。多くのホステスが働いていることを踏まえ、比ではなく「美」という漢字を当てたのだという。
昨年5月に創建されて以降、今では毎日のように訪れる参拝者や近隣を掃除する人の姿が見られるらしい。蜆楽通りからかつてのうら寂しいイメージが払拭(ふっしょく)され、新しい名所になりつつあるようだ。(気)