繊維ニュース 編集部ブログ
2024
08
Nov
加賀友禅
【東京本社】加賀友禅は、図案から仕上げまで15の工程があり、そのいずれにも熟練の手作業が求められる伝統工芸。先日、ネスレ日本がサステイナビリティーの取り組みを周知するために主催するワークショップの取材に行き、その染色技法を体験させてもらう機会があった。紙パッケージや間伐材をアップサイクルした紙糸を使ったオリジナルトートに、先生の手ほどきを受けながら描いていくというもの。ただ、見るのとやるのでは大違いで、外ぼかしなどによって仕上げる繊細な色調はまったく表現できず、友禅とは程遠いものとなってしまった。貴重な体験だったが、自身の絵心のなさにはほとほと嫌になった。(日)