繊維ニュース 編集部ブログ

2019 29 Nov

面白い学生の発想

 

【東京本社】学生の発想は面白い。先日のJFWジャパン・クリエーションの関連イベントで披露された産学人材育成コラボレーション「第13回フォルム プレゼンテーション」(88グループ参加)では、天池合繊の「天女の羽衣」の生地を使ったダウンが、「世界一薄い生地をダウンに使うという発想が学生らしくて面白い」と評価された。

 27日にはニッセンケン品質評価センター(ニッセンケン)と文化服装学院(東京都渋谷区)が「子ども・児童用高視認性安全服制作コラボレーション」の最終審査を開いた。同学院ファッション工科基礎科10チームのうち最終審査で「ベッキオ」チームがみごと1位。蛍光と反射材のリバーシブルジャケットなどを制作した。トレンドと実用性を結び付けた。

 1位以外でも、忍者やクラゲをモチーフにしたものや、子供の成長に合わせた服もあった。中には「反射材の付いた服は写真が面白い。SNSで発信すれば、もっと売れるのでは」という提案もあった。市場へのアプローチにも学生目線が必要かもしれない。(康)