繊維ニュース 編集部ブログ
2019
03
Dec
意外と知られていない・・・
【中国・四国支社】ヌートリアという動物をご存じだろうか。数年前に流行ったカピバラを小さくしたような見た目が特徴の南米原産の動物で、第2次大戦中、毛皮を取るために大量に輸入された。しかし戦後、需要がなくなると飼育されていたものが野に放たれ野生化。特に筆者の生まれた岡山県は日本でも有数のヌートリア生息地らしい。幼少期から用水路を泳ぐ彼らの姿をよく見掛けたものだが、県外の人にヌートリアの話をしても知らない人が多い。
そのかわいい見た目に反して、農作物に被害をもたらすことに加え繁殖力が高いことから害獣と見なされ、捕獲駆除が行われている。小学生の時には「捕まえて市役所に持っていったら5千円がもらえる」という根も葉もないうわさが流れ、友人たちと一緒に捕まえようとしたことがあった(素早いので捕まえるのは無理だった)。
写真は通勤中、久しぶりに見掛けたヌートリア2匹。岡山に来る機会があればぜひ用水路に目を凝らして見てほしい。
(秋)