繊維ニュース 編集部ブログ
2021
11
Aug
日本最古のおにぎり
【大阪本社】出張の自動車移動の際、時間調整に便利なのがコンビニと道の駅。石川県中能登町にある「織姫の里なかのと」もたまに利用する。道の駅に入ると、その土地のことも分かって面白い。中能登町は能登の中でも特に織姫にまつわる物語が多く伝えられており、この名称にしたそうだ。ここの売りの一つはトイレの内装なのだが、入ってすぐの展示スペースにある日本最古のおにぎりも目を引く。杉谷チャノバタケ遺跡から発掘されたもので、学術的には粽状炭化米塊というが、底が5㌢、二つの外辺が8㌢と8・5㌢、厚さ3・5㌢のおにぎりと判明。弥生時代の中期から後期にかけてのものらしい。出張時の昼食はコンビニおにぎりの比率が劇的に上がることもあってか、訪れるたびに興味を持って見ている。(星)