繊維ニュース 編集部ブログ

2018 07 Feb

おいしそうな手袋

 【中国・四国支社】作業用手袋メーカーの福徳産業(広島県福山市)は3月、滑り止めが野菜柄の手袋「やさいマルシェ」を発売する。野菜をモチーフにしたおしゃれな柄が、店頭の印象をぐっと際立てる。

 柄はタマネギ(赤)、アスパラ(緑)、トウモロコシ(黄)、ニンジン(オレンジ)の4種類。店頭価格は1双450円を想定。家庭菜園やガーデニングなど、さまざまな用途で使える。

 同社は手袋の生産量で国内ナンバーワンを自負しており、自社国内生産だからできる改良を加えながら、作業用手袋を進化させてきた。産業用手袋の開発にも力を入れ、素材開発と3本胴編みで使いやすい手袋の開発に取り組む。デザイナーを雇い、デザイン性の高い手袋の開発も強化している。

 企業の周年事業や新社屋の竣工(しゅんこう)などのイベントで、記念品や粗品が配られることがある。記念品で多いのが文具やタオルなどだが、意外と人気なのは手袋。農作業や建築業など、手元を見て作業する場合など使用中、ずっと目に入ってくる可能性があり、販売促進の効果は大きい。同社では200双以上から名入れにも対応している。(佑)