繊維ニュース 編集部ブログ

2017 20 Dec

これでいいのだ!

【東京本社】取材で東京都青梅市に行ってきた。JR青梅駅のホームから改札に向かうための地下通路を下りると昭和を思わせるレトロな映画看板がすぐに目に入る。最初は「何かイベントでもあるのかな」という程度の印象だったが、駅前の通りにはそこかしこに映画の看板が掲げてある。

 街を歩くとバス停もなんだかレトロな雰囲気。取材先に話を聞くと、青梅はかつてタオルの5大産地の一つに数えられるなど繁栄し、美術館や映画館も多かった。戦時中には作家の吉川英治さんが疎開していたらしく、吉川英治記念館も存在する。映画看板絵師の久保板観さんの出身地ということもあり、昭和レトロな映画看板で青梅駅周辺を盛り上げている。

 時間がなかったので立ち寄ることがかなわなかったが、「青梅赤塚不二夫会館」も見つけた。かつて外科医院だった建物を改装したもので、昭和を代表する漫画家・赤塚不二夫さんの絵や写真が展示してある。会館前にはキャラクターのオブジェも飾られ、子供の頃に見ていたアニメを思い出した。一度のぞいてみたいと思った。

 ちなみに、赤塚不二夫さんは「青梅市と特に縁があるわけではないらしい」(取材先)とのこと。

(桃)