繊維ニュース 編集部ブログ

2020 03 Feb

聖火ランナー

 

カンボウプラスは重布・帆布の染色加工を軸に、産業資材分野、建築工事用シート、土木資材分野などさまざまな製品を展開している。今も新しい用途開拓に注力しているが、伸びている用途の一つに看板がある。

 宣伝用などの看板はアクリル板からシート化が進み、さらにLEDとシートを組み合わせる形が増えている。いわゆるデジタルサイネージ化の中、同社は一級建築士を増員し、設置まで携わりながらこの用途を伸ばしている。

 その一環で東京五輪の聖火ランナーと並走して、走る様子を映し出す大型ビジョンに同社製品が使われることとなった。そしてこの仕事を担当した社員は聖火ランナーに応募。見事当選し、聖火ランナーとして走る姿を自らが担当した製品で映し出す運びとなった。

 その社員が走るのは717日の予定。15年にデザインやコストの問題が疑問視され、新国立競技場建設計画が白紙に戻されたのも717日だったが、今年は同社にとって社員そろって注目する日となりそうだ。(星)