【東京本社】8月3日、ＪＲ東日本最大規模のエキナカ商業施設「グランスタ東京」開業と同時に、東京駅が進化する。

　新スマートフォンアプリによって、目的地までのルート案内はもちろん、所要時間、車椅子やベビーカーも安心なバリアフリールート案内を実現。店やコインロッカーの空き状況確認、順番が来るまで自由に過ごせるウェブ整理券など、混雑や行列を避け安心して利用できるサービスも登場する。

　新たなシンボルとなる広場「スクエアゼロ」も誕生する。名前の由来は鉄道路線の起点を示すゼロキロポスト（写真）で、多数の鉄道路線の起点である同駅ならでは。デジタルサイネージによる空間演出も魅力だが、地味で武骨なゼロキロポストの存在にこそ“始まりの期待”を感じる。新しい生活様式も前向きにいきたい。（直）