繊維ニュース 編集部ブログ

2020 10 Jan

オリパライヤーに決意

 

 【東京本社】神宮球場の向こうに見えるのは新しい国立競技場である。今年はオリンピック・パラリンピックイヤー。ワールドの上山健二社長は年頭所感で、「東京2020の大会ビジョンは、“スポーツには世界と未来を変える力がある”とあるが、ファッションにも世界と未来を変える力がある」とし、「人の気持ちをワクワクさせるファッションの力を信じて、チャレンジを続けていく」と語っていた。

 ワクワク感だけではない。「ファッション産業全体のロスを低減することが、サステイナビリティー(持続可能性)のある社会の実現に貢献する」とも指摘。同社の最近の投資を見ても、レンタルサービスやオフプライスストア業態など「所有から利用へ」を先取りした事業展開を進めている。カスタムオーダーにも着手しており、「見込み生産して在庫を捨てる」ビジネスモデルからの脱却を図る。(康)