繊維ニュース 編集部ブログ

2019 27 Mar

発電体験? ! いえ、靴下作りです

 【東京本社】自転車をこいで靴下を編む! そんなユニークなワークショップを展開しているのは、創業90余年の老舗靴下メーカーの創喜(奈良県広陵町)。モノ作りを体験してもらおうと、実際に工場で使われている靴下編み機と自転車を融合させた“チャリックス”を開発し実現した。

 好みの糸の色を選んで組み合わせ、ペダルをこぐと左下の籠の中に編まれた靴下が出てくる。奇麗に編むコツは一定速度を保つことだそう。編むのにかかる時間は10~15分ほど。つま先の縫製やプレス仕上げをしてくれ、その場で自分だけの靴下が完成。1足2千円。

 親子や若者など幅広い世代に人気で全国からオファーがあるが、工場の稼働状況を見ながら合間を縫って行うため、そう遠くではできないという。何か良い手はないものか。(直)