繊維ニュース 編集部ブログ

2024 18 Dec

横浜の〝推し〟スカーフ

 【東京本社】横浜市のシルク博物館は、地域の文化遺産である「横浜スカーフ」の展示を2025年1月13日まで行っている。出品しているのは同館と共催者の横浜市歴史博物館、関東学院大の〝推し〟のスカーフ「推しスカ」。アニメキャラクターやKポップアイドルのように「横浜スカーフも推してみよう」という趣向だ。横浜スカーフの輸出が活発だった1950年代後半~1960年代前半のデザインは、花や動物に加え当時最先端の自動車など時代を感じさせるものもある。ちなみに筆者の推しは「国連旗」(写真)で、中央に描かれた日本地図では米軍駐屯地が示されている。輸出の仕向け地が復帰前の沖縄になっている点が興味深い。(強)