【大阪本社】夏休みに三重県松阪市へ行った。松阪は安土桃山時代の1588年、名将の蒲生氏郷が四百五森(よいほのもり)に築城、豊臣秀吉が治める大坂の一字をもらい、松坂と改める。商人の町としても知られ、豪商の三井高利の出身地でもある。その三井家発祥の地のそばには松阪もめん手織りセンターがあり、予約すれば機織りの体験もできるそうだ(写真)。松阪城は城趾しか残っていないが、石垣は立派。『古事記』の研究で知られる国学者、本居宣長の記念館もあって見どころはたくさん。松阪牛に舌鼓を打ちながら街を巡るのは楽しい。(佑)