5月の連休の終わりの頃、外出自粛要請を気にしつつ三室戸寺まで行って来た。ここは京都府宇治市にある西国三十三所第十番札所で、約1200年前の宝亀元年に創建されたのだという。5月の平戸ツツジ、6月のアジサイが有名で、2万株のツツジ（写真）、1万株のアジサイを目当てに毎年、多くの花見客、アマチュアカメラマンが殺到する。

　当日は快晴、気温は30℃近くあっただろうか。クーラーを入れなければ我慢できないほど車内は蒸し暑かった。カーナビの通りにクルマを走らせたところ、何と20分で現地に到着。駐車場には和歌山や岡山ナンバーのクルマが停められていた。

　さすがに緊急事態宣言下の境内は人影もまばら。それでも、ツツジは（多分）例年通りの咲き誇りよう。斜面のそこら中にツツジが植えられており、場所によってはツツジのトンネルの中から青空を仰ぎ見ることができる。こんなに閑散としているのならば、毎年のように来てみたいのだが……。（気）