繊維ニュース 編集部ブログ
2020
05
Jun
待望の展示会開催
【東京本社】東京都内の企業が展示会を5日まで開催中だ。くしくも全国で新型コロナウイルス感染拡大に対する緊急事態宣言が解除された先月25日が初日だったが、合わせたわけではなくて全くの偶然。「新しい素材が見たい」という顧客の要望が多く、開催に踏み切った。
準備は新型コロナ禍の中で進め、従来とは違う手法で実施した。取り入れたのはリモートによるプレゼン。他社への訪問が難しい顧客がいることを考慮した。アポイント制ながら、これまでと同様に展示会場での説明にも応じ、顧客にはリモートと来場のどちらかを選んでもらった。
結果的に、出張ができない企業は別として、東京近郊の顧客のほとんどが来場を希望した。リモートでのプレゼンの場合は事前にスワッチを送るなどの工夫を施しているのだが、やはり風合いや伸縮性については触れないと分からないようだ。
素材を触りたいという気持ちもあっただろうが、画面越しではなく、実際に合って話がしたかった人も多いのではないかと推察している。会話や関わりは面倒くさいが、人と離れると寂しく感じる。
腹が立つことも多いけど、人間ってやっぱりいとおしい。(桃)