繊維ニュース 編集部ブログ

2023 25 Oct

外資ブランドが攻勢

 【上海支局】ベトナム・ハノイで、商業施設を回って感じるのが、中国ブランドの存在感だ。「安踏」(アンタ)、「李寧」(リーニン)、「特歩」(エックス・ステップ)、「HLA」など、スポーツを中心とした大手ブランドが、各商業施設に出店している。非中国の外資ブランドでは、「ユニクロ」「ザラ」「ナイキ」「アディダス」などの店舗が目立つ。ベトナムは縫製産業が盛んだが、川上はいまだに発展途上。地場の生地商社も育っておらず、サプライチェーンは脆弱(ぜいじゃく)と言える。こうした環境で、地場ブランドが成功するのは並大抵のことではない。

(祐)