繊維ニュース 編集部ブログ

2021 02 Sep

近場の移動も切り口に

 【中国・四国支社】強い閉塞感が続く中、癒しを求める動きが強まる。遠出はできなくとも、近場の移動で何か楽しいことはないか。そういったニーズを、医療用品製造のダイヤ工業(岡山市)は犬用ハーネスで捉える。アピールするのは「気管に優しい」点で、メインのサポーター製造のノウハウを活用し、リード(ハーネスにつなぐロープ)を引っ張っても気管に生地が当たらない形状にこだわった。57月に実施したクラウドファンディング(CF)の販売では目標金額の18倍を達成し、大きな反響があった。「巣ごもり需要」にはワンマイルウエアなども含まれるが、犬との散歩のように、近場の移動を伴う趣味も今だ商品企画の切り口の一つである。

(小)