桑原 ゆう
2019
29
Apr
能生まつり
2016年4月24日(日)
能生白山神社(新潟県糸魚川市)
能生まつり



獅子舞に始まり、お神輿が舞台の周りをぐるぐると廻るお祭りの爆発的なエネルギーから、舞楽の儀式的な雰囲気へと移り変わリます。舞楽は11曲、お稚児さんと大人の舞人が、変わるがわる舞います。最後は夕陽を背に陵王が舞い、いつまで踊り続けるのかと焦らしながらの2時間弱、陵王が帰っていくと橋掛かりが分解され、わっと喧騒が戻ってお祭りの幕が閉じられます。今までに観たことのない芸能の形で、とても面白く、気づきがたくさんありました。
音楽は笛と太鼓(獅子舞のときは法螺貝も入っていました)による、節と簡単なリズムだけのとてもシンプルなもので、一聴すると11曲どれも似ていて単調に聴こえますが、曲によって微妙に音階が違ったり、展開が違ったりしていました。特に陵王の曲はふしが伸び縮みするような感じがあり、とても面白かったです。立派な藁葺き屋根の拝殿、海と山に守られた神社の佇まいもとても素敵でした。