船橋 芳信

2020 23 Feb

2020秋冬コレクション YOSHI FUNABASHI

2020秋冬コレクション YOSHI FUNABASHI

 
生地展、は、燦々たる結果に終わった。
中国に端を発したコロナビールスは、
ミラノホワイト展も海外からの出張バイヤーは、
出張を見合わせられたように少なかった。
これではビジネスサイクル、ファション製作に支障が出てくるだろう。
若し、中国人大手バイヤーの素材、生地の買い控えが起こるなら、
不足して原毛の高騰に依る生地価格の上昇に歯止めがかかるだろう。
又、大量生産への依存が市場を冷えきらせたら、小ロット製産品が
市場に出回る切っ掛けにならないだろうか?
小ロット製品が、注目されてきている機運は、もう既に感じている。
手の込んだ商品、技術力を駆使した大量生産に依る既製品とは、
明らかに一線を画した服に脚光は浴びないだろうか?
 物作りにのめり込んで行くと、商品は、服は、客を選んで行く。
服は、その価値を知る人との出会いの旅に出る。
出逢う為には、決して手を抜かない、きめ細かい服作りに徹しなければならない。
今年の一月、シンガポールの個人のお客さまが、ミラノ迄、足を運んで、服を求められた。
嬉しい出来事は、少しづつだが、世界中を廻る。
服は、場所を限定する事無く、ボストン、ニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポール、
東京、名古屋、大阪、鹿児島、大分、長崎と巡って行く。