船橋 芳信

2018 21 Mar

尺八

                                                                                                                      尺八を始めて既に7年は経過しているだろうか。                                               未だに鳴ってくれないのにしつこく尺八を手にしては一日10分程度は鳴らす。                                  鳴らすと言うよりは吹いている。音はあまりでないのは、息が不足している。                                  唇の形が良くない。 腹式呼吸が出来ていない。練習量が足らない。                                      これまで色々無い時間の中で、続けている事の一つの理由に、 尺八の美しさ、楽器としての愛おしさが、                     手放せない大きな理由だろうか。勿論,尺八の音の魅力、憧れは、消えない。                                   尺八に興味を覚えたのは、1970年代にニューヨークのメトロポリタ演された、武満徹作曲のノーベンバーステップ、               尺八と琵琶に依る交響曲を聴いた時である其の尺八は、普通の尺八、一尺八寸、センチで54.5センチの長さである。               其の尺八よりはるかに長く、70センチはあろうかと言う長さであった。                                    ノーヴェンバーステップは、衝撃的だった。その後アメリカで尺八が流行し始め、今では多くの尺八奏者が、存在する。               坐禅を始めて、呼吸法を知り、少しづつだが鳴り始めた尺八。                                         何時しか舞台で吹ける日を、夢見て今日も尺八を鳴らしている。