船橋 芳信
第4回アトリエコンサート
第4回アトリエコンサート、5月11日に開催する。
コンサートの主旨、動機はイタリアファッションとイタリアオペラとの融合である。
音楽を通して、イタリアファッションとイタリア音楽の感覚とを楽しむ。
其の音楽性の中にあるファッション感覚、モード、との係わり、
特にバロック音楽の世界には、興味が深いものがある。ファッション感覚とは、時代の知性の表出として捉えられ、
其の最たる感覚としてコムデギャルソンのコレクションが存在する。
コムデギャルソンの服にはバロック音楽の薫りがする。
バロック音楽は、王侯貴族、限られた人に向けられて放たれた音楽だった。
少数の人が対象だったバロック音楽は、音量よりも質、技量を持って支えられた。
一方で、産業革命以後の近代音楽は、一般に広く広められた。一般大衆が、聴衆としての主役の座を
獲得すると、音楽への要求は変化して行く。音量、ボリュームへの要求は、サロンコンサートから劇場コンサートへと変化して行く。
当然の事として、音楽表現は、レコードの発明に依り、民衆音楽に拍車をかけ、クラッシック音楽は、
バロック音楽とは、一線を化すようになって行く。
プログラム
カウンターテナーとソプラノに依るコンサートである。
カウンターテナーの生の声での演奏は、滅多にある機会ではない。
Intermezzo "Manon Lescaut" G.Puccini "マノン・レスコー" 間奏曲 G.プッチーニ作曲 L'incoronazione di Poppea"Pur ti miro"C.Monteverdi オペラ「ポッペアの戴冠」より"ただあなたを見つめて"C.モンテヴェルディ 作曲 Tamerlano"Benche mi sprezzi l'idol che adoro" G.F.Händel オペラ「タメルラーノ」より"愛するいとしい人は私を軽蔑するけれども"G.F.ヘンデル作曲 Lucia di Lammermoor"Regnava nel silenzio" G.Donizetti オペラ「ランメルモールのルチア」より"あたりは静けさに包まれ」G.ドニゼッティ作曲 他