芹澤 絵美
マカダミアナッツ
ナッツ類の季節がやってきました。
我が家も庭の栗の幼木から採れたたった10粒の栗で栗ご飯を先日炊きました。
ナッツの中でもマカダミアナッツが特に大好物なのでマカダミアの木も植えているのですが、栗と同じく幼木なので採れてもまだまだ数粒程度です。
けれど、管理しているブドウ畑の1つに巨大なマカダミアナッツを10本以上植えている場所があり、毎年地面いっぱいのマカダミアナッツが落下するので、それを拾うことが出来ることが最近わかりました。
ということで早速、ネットで探してナッツ専用の殻割り機を購入しました!
袋一杯のマカダミアを緩衝材に使った、愛情こもった製品が届きました。
土台はリムという堅い木で作られており、とても頑丈に出来ています。
パーツがどんどん安物になりすぐに壊れるモノ作りが多い昨今、
1つ1つ丁寧に愛情込めて作られた一生ものの製品に出会うと素直に感動します。
わずかな力でスムースに割れるので短時間で沢山割ることが出来ます。
マカダミアナッツは生でも甘みが合って美味しいですが、
ローストしたり、栗のように炊き込みご飯にしても絶品です。
秋の楽しみがまた1つ増えました。
ニュージーランドではようやく、
マスク義務の段階的緩和やワクチン・パスポートの提示義務撤廃が閣議決定されました。
実施は4/4からです。
ニュージーランドでもオーストラリアと同じく”謎の風邪”を引いている人や、COVID-19の陽性者が周囲にも沢山います。こちらは夏なので、流行っているのはアデノウィルスでしょうか?コロナだろうと、アデノやライノだろうと、インフルエンザだろうと、風邪はひきたくないので、個人的な警戒は緩めずに過ごそうと思います。
私は、風邪対策もワクチンも「一律な義務づけ」には反対ですが、自分の体調を自分自身でよく把握し、ワクチンを打つなり安静にするなり、個人の裁量で心配するのには大いに賛成です。それに対する政府からの”呼びかけ”も大切だと思います。対処法だけ用意して告知し、その利用は国民の自己判断に委ねる、それが民主政治だと思っています。強要は独裁。
追記:ワクチンパスポートについて
After 4 April, businesses will still be able to use the system if they would like to.
と書かれているので、ワクチンパスポートの提示を求めたいビジネスはそのシステムを使うことが出来る、ということです。これはちょっとややこしいことになりそうな気がします。。。
今まではレストランや美容室は政府の方針でワクチンパスポートが義務づけられていて店舗側がどう考えているのかは表に出ることはありませんでしたが、今後は「政府はワクチンパスポートの提示を求めないが、個々の業態では求めることが出来る」ということになるので、ワクチンパスポートの提示を求める店は「未接種者は店に入れたくない」という考えを明らかにすることになります。ウィルスはワクチン接種者同士でも感染するのに、政府が義務づけていないワクチンパスポートの提示を求めるということは「未接種者のみが感染を広げているという考えを私は持っています」という意志表示をするのと同じです。
良かれ悪しかれその人の本質や人間性がリトマス試験紙のようにはっきりと目に見えてわかるようになります。
ニュージーランドのワクチン2回接種率は95%です。未接種者を探す方が難しいでしょう。通常なら集団免疫を獲得出来ている数字です。ですが今現在、ワクチンパスポートの提示義務があったレストランや美容室でも感染が広がり、指定された期間店を閉じている店舗が増えています。お店にはワクチン接種者のスタッフとお客さましかいないのに、感染が広がっているのです。接種者コミュニティ内での感染拡大です。NZ保健省によると、現在では推定175万人が感染しているそうです。それなのに「未接種者から感染する」という思い込みが根強いことに驚きます。
それを差別と呼ぶのか否か、そのあたり今後いろいろと揉め事に繋がりそうな予感がします。
免罪符が無くなって、むしろ以前よりも更に摩擦が増えるような気がします。
ただ、人間は幸いにも?緊張感をずっと保ち続けるのが難しい生き物です。
制度切り替えの始めは混乱するでしょうが、そのうち人々が気持ち良いと感じる方向に自然に流れていくでしょうし、それはおそらく「思いやりを持って人に接する」ほうが結局気分がいいという人のほうが多い気がします。
一部の邪悪な心を持つ人間以外は基本的には人は優しいのですが、外部から与えられる恐怖でそこに蓋をしてしまい攻撃に転じる性質がり、その弱い部分を為政者によってずっと昔から利用されてきました。
恐怖は伝染するので、時折そういう狂乱から少し距離を置いて、精神の安定を保つようになるべくしていこうと思います。