芹澤 絵美
PCR検査の緊急承認要請が取り下げ
先週の水曜日(7/21)、CDCはFDAに対し、
リアルタイムPCR検査の緊急使用承認申請を今年の12/31を持って取り下げることを発表しました。
2020年2月から承認され現在まで使い続けられているPCR検査では、
SARS-CoV-2(COVID-19)とインフルエンザの区別がつけられないため、ということです・・・。
(この発表が掲載されているCDCのサイト)
(↑誤解があったため、ブログ末尾に追記しました。)
現在CDCでは、
SARS-CoV-2とインフルエンザウイルスの検出と識別を容易にすることができる多重化された方法の採用を検討することを各検査機関に奨励しています。
どうりでCOVID-19流行中は、インフルエンザ患者が少なかったわけです。
正確には、少なかったのではなくて、インフルエンザ患者もCOVID-19患者にされていた可能性が高いということです。これは以前から指摘されていましたが無視されていた感じがします。
コロナウィルスと全然違うインフルエンザでさえ識別出来ないのに、
同種であるコロナウィルスと新型コロナウィルスの識別が出来ていたかどうか。
SARS-COV2 の生きたウィルスの完全体(スパイクなどウィルスの一部でもなく、DNAやRNAなどでもない、毒性を備えた完全体)が感染者から分離・精製出来ていない時点で、本体無しでいったいどうやって、なにと比較検証し識別しているのか?と、PCR検査自体怪しいと思ってブログに書いてきましたが、、正直、唖然としています。
コロナウィルスは、昔から存在している、環境中のどこにでも存在しているウィルスです。
人々はそれに対する自然免疫で抗体を作り、コロナウィルスはまた進化し、人はまた抗体を作る、を繰り返しずっと共存してきました。
このパンデミックの問題点は、ウィルスではなく、一連の対処法ではないでしょうか?
「不正確なPCR検査」によって起きたロックダウンなどの間違った対応と経済破壊、
それによって算出された感染者数を元に出されたmRNAワクチンの治験承認などが、
重大な人権侵害だとして、今年の5月、ライナー・フルミュッヒ博士がCDCやWHO、ダボス会議を相手に訴訟を起こしたのは記憶に新しいところです(新ニュルンベルク裁判)。
さらっと、別の検出方法を用いることをCDCは検査機関に推奨していますが、
いやいや、正確な感染者数が分からないまま国民に対して昨年行われた数々の強制的措置を水に流してしまうのはなにかおかしい気がします。
コロナ風邪やインフルエンザが大半を占めていた可能性があるのに、
鎖国、ロックダウン、マスク義務、ワクチン治験、ワクチンパスポート、
とどんどん国民の自由を奪う政策が世界中で行われ、いまそれに国民が慣れた頃に、
実は識別出来ていなかった、とさらっと言いのけて、ヘタをすると、
「もっと精度の高い検査方式になるならいいじゃない」と言い出す人が出てもおかしくないくらい、
みなこの生活様式にきっちり嵌められた気がします。
人間の順応性、おそるべし。
ある意味、怒りを忘れた人類は平和です。
マイク・アダムス氏のラジオでは、
もうずっと以前から、FAKE VIRUS、FAKE PCR TEST、FAKE SCIENCE、FAKE DATA、
と連呼しており、今回のPCR検査の承認取り消し以外にも、様々な科学者、医者からの警鐘、研究などがネット上にも流れていて、COVID-19は実体の無い、とんでもないインフォデミック(情報によるパンデミック)だったということが分かってきているのに、実生活ではmRNAお注射の半強制のような社会が作られつつあり、もう真実がどうであれ、この流れは変えられないのだなぁと感じ始めています。
ただ個人的には、これで安心して風邪が引ける、というなんだか安堵感があります。
昨年以来、COVID-19陽性者になりたくない私は、
風邪症状が出ないように、ビタミンを取り、体を温め、喉を守り、かなり気をつけてきました。
ニュージーランドでは、「風邪症状があればGPに連絡を入れてPCR検査を」、
と積極的な検査が推奨されていたので、もしも風邪を引いて仕事を休むとなったらPCR検査を受けてください、と言われる気がしていたので、喉が痛いだけでも緊張して過ごしていました。
しかし!
もしも風邪を引いてお仕事を休むことになった際に、
同僚や上司にPCR検査の話をされたら、このCDCのリンクを見せてPCR検査を拒否し、
家で安静にしていようと思います。
(症状によってはGPに行き、インフルエンザの検査は受けるつもりです。未だかつてこれも未経験)
そもそも現時点でも、
インフルエンザと区別出来ていないと明かされたPCR検査は即刻止めるべきだと思いますが・・・。
ニュージーランド保健省にメールして、今後PCR検査をどうするつもりなのか聞いてみるのもいいかもしれません。
8/24追記:
この緊急使用承認申請取り消しについて、多くの誤解を招き、CDCにも問い合わせが殺到したようで、CDCは8/2に多く寄せられた質問について回答をしています。
Q:CDC 2019新規コロナウイルス(2019-nCoV)リアルタイムRT-PCR診断パネルは、SARS-CoV-2(COVID-19を引き起こすウイルス)とインフルエンザ(インフルエンザ)の両方を検出しますか?
A:いいえ。CDC2019新規コロナウイルス(2019-nCoV)リアルタイムRT-PCR診断パネルは、SARS-CoV-2ウイルス遺伝物質のみを検出するように特別に設計されました。インフルエンザを検出したり、インフルエンザとSARS-CoV-2を区別したりすることはありません。検体内にインフルエンザウイルスの遺伝物質が存在しても、偽陽性の結果は発生しません。
Does the CDC 2019 Novel Coronavirus (2019-nCoV) Real-Time RT-PCR Diagnostic Panel detect both SARS-CoV-2 (the virus that causes COVID-19) and influenza (flu)?
No. The CDC 2019 Novel Coronavirus (2019-nCoV) Real-Time RT-PCR Diagnostic Panel was specifically designed to only detect SARS-CoV-2 viral genetic material. It does not detect influenza or differentiate between influenza and SARS-CoV-2. The presence of influenza viral genetic material within a specimen will not cause a false positive result.
承認申請取り消しをしたのは、CDCが開発したPCR検査以外にも、他機関から数百のPCR検査がFDAによって承認されているからというのが主な理由で、流行当初の他に検査方法が無かった為に緊急承認申請していたが、今やたくさんあるので役目を終えた、ということだそうです。
ということでPCR検査全部が無くなるというわけではなさそうです。
追記2(8/24)
2021/5/13に、すでに厚労省が「新型コロナと季節性インフルエンザの抗原を同時に鑑別かつ迅速に同時鑑別できる検査法を保険適用」することで承認していたようです。保険適用ということは有料検査ですね。
CDCのPCR検査緊急使用承認申請取り下げのニュースよりも2ヶ月以上早いので、前々から準備するように通達されていたのかもしれません。
製品としては、
2021/8/13に、富士レビオ株式会社が、新型コロナウイルスおよびインフルエンザウイルス同時迅速検査キット「エスプライン SARS-CoV-2&Flu A+B」製造販売承認取得をプレス発表しています。
抗原検査となっていますので、ウイルスタンパク質を検出する方式のようです。
下記、NIID発行の「COVID-19の抗原、抗体検査について」から抜粋。
・SARS-CoV-2の構成成分であ る蛋白質をウイルスに特異的な 抗体を用いて検出する
・多くのキットはウイルス粒子中に含 まれる分子数が多い Nucleocapsidを検出
・陽性となっても活きたウイルスの存 在を保証するものではない(PCR と同様に増殖能を失ったウイルスで の陽性となる可能性がある。
精度が上がった検査方式になったというわけではなさそうです。
高熱など症状が出てから検査したほうが良さそうです。
新型コロナウィルスの活きたウィルスの分離検査が一度も出来ていないのに、新型コロナウィルスとコロナウィルスのタンパク質がどう違うのか、何と比較しているのか不明のままというのは変わらなそうです。
「新型コロナウイルスに特異的とされ、PCR検査の標的となっているRNA配列は、他のウイルスでも存在する可能性があり、PCR検査キットの添付文書には、在来型コロナウイルス、ライノウイルス、アデノウイルスなどでも陽性になると記載されているものがある。CDCはこれらを踏まえ、PCR検査は、ある遺伝子の特定領域を増幅させる検査であり、ウイルスの存在を検出するものではないこと、従ってPCRキット検査の陽性結果をもとに、新型コロナウイルス感染症と診断し、治療の根拠としてはいけない、としている。」
*「今さら聞けないPCRのイロハより抜粋」
PCR検査の開発者であるキャリー・マリス氏が「PCRを感染症の検査に用いてはならない」と言っていたという話もあるように、問題があったのは確かだと思います。