芹澤 絵美

2023 17 Mar

問題児が問題点を明らかにする

 

久しぶりのブログ投稿ですが、
私の一票を投じたガーシー参議院議員(現・元)が懲罰委員会で除名になり、
さらに逮捕状が出たということで、思うところあり。

投票した人の気持ちはさまざまあると思いますが、
日本に帰国しない=国会に出席しないというのは、彼に一票を投じた有権者は分かっていたことで、そこはそもそも問題にしていなかったと思います。

私が期待していたことは、彼のような悪党が国政に出ることで、
国政システムの問題点が明らかになったり、政治家の悪事が暴露されることでした。

当選してからしばらく、その期待には応えて貰えませんでしたが、
今回のことで、「国会議員の仕事ってなに?国会に出席すること?」という問題点が浮上したのは良いことだと思いました。

「国会議員の仕事」を単純化して説明すると、

1.議員立法すること

2.国会で口答の質問をすること

3.国会で文書による質問をすること

だと、数量政策学者の高橋洋一氏は説明しています。

国会に出席もせず、上記3つを何も行っていない議員はかなり多くいると同氏。

ガーシーは、colabo問題について3の、国会での質問主意書を提出していて、
出席だけして何もしていない多くの議員に比べると、国会議員としての仕事をしているという解釈になるそう。

1は、政党が小さいとなかなか難しい。

2は、質問時間の割り当ての関係から難しい場合がある。

3は、国会議員の仕事として一番おこないやすいことで、それさえも行っていない議員が多数いる。

 

国会出席の問題点は、採決以外の時は質問者と答弁者だけが出席すれば更に効率的だし、その他大勢の野次を飛ばしたり居眠りしたりしているだけの人は国会に行く必要があるのか?という問題です。
もっというと、採決以外はオンラインでも出来ることで、効率化という観点からすると、国会議事堂で座っている時間を発案や議員立法することに割り当てるとか別のことに使ったほうがいいのでは?と思います。


そしてなにより、国会出席しないことが理由で除名になるならば、なぜ出馬要件に入っていないのか?ということです。そもそも海外在住で選挙に出られること自体謎です。それら単純な問題点を放置したまま選挙して、後からそれを理由に除名とか、え?じゃなんで出馬出来たの?と政治に詳しく無くても思います。

それから、殺人や強盗したわけでもないのに、脅迫罪(と言っても金銭ではなく謝罪や自白を強要)という罪名で国際指名手配とかドバイに通用するんでしょうか??脅迫罪でパスポート返納命令とか前例あるんでしょうか?
いろいろ国家権力やり過ぎ感を感じるのは私だけでしょうか?


ホリエモンいわく、パスポートは数千万払えば買える国があるということですが、
その場合、2重国籍を許さない日本ではもう立候補は無理ですね。
(2重国籍を隠して当選した国会議員がいたような気がしますが・・・・)

 

ただ国籍問題がクリアになった場合、ガーシーはまた出馬してまた当選する可能性が高いと私は思っています。むしろ、以前よりも全国的な知名度が上がったので、興味を持った人々が彼のツイキャスやインスタライブなどを見始めたら、人たらし要素を持つガーシーに投票する可能性もあります。

 

どうする?ガーシー。