芹澤 絵美
オーストラリアの転送サービス
海外のサイトでネットショッピングをしていて、
自分の住んでいる国に海外発送してもらえず結局買えない、
ということがよくあります。
アマゾンなどの大手でも、
アマゾンからの発送ではなく出店企業から直接発送の場合、
インターナショナル・シッピングは出来ませんと表示されることが多いです。
海外に荷物や手紙を受けとるアドレスがあり、
それらを自分が住んでいる国に送ってくれるサービスが転送サービス。
私は、日本のサイトでネットショッピングしたものは、
すべて日本の転送ジャパンという会社を送り先にしていて、
いくつかまとめてニュージーランドに発送してもらっています。
このようなサービスは様々な形態で各国にあるようです。
私が住んでいるニュージーランドの郵便局は、
アメリカとイギリス(ヨーロッパ全土)の配送住所を供与してくれるサービス、
YOU SHOPというのがあります。
与えられた住所に荷物が届くとメールでお知らせがあり、
専用サイトにログインすると、ニュージーランドまでの配送料が表示され、
代金を支払うとEMSですぐに手元に届くシステムです。
けれど、このYOU SHOPサービスになぜかオーストラリアが無いのです!
すぐ隣の国なのに〜〜〜(逆にすぐ隣だから〜〜〜??)。
オーストラリアのネットショッピングは国内発送のみだったり、
意外にオーストラリアのクレジットカードじゃないと買い物出来ない場合も少なくありません。
以前に1度ワインをオーストラリアからニュージーランドに送りたくて出来なかったのと、つい最近、どうしても必要な部品がオーストラリア国内発送のみという状況になり、真剣に転送会社を探しました。
このオーストラリア版転送サービス会社探し、
英語での検索キーワードが間違っていてかなり難航しました。
DeliveryやShippingという配送を意味する単語で検索すると、
ただ単に海外発送してくれる宅配業者が出てくるだけで、
買った商品をストックしておけるオーストラリア国内の住所を供与してくれるサービスに辿り着けなかったのです。
でも最近になってFowarding Serviceという言葉で探せることに気づき、
ようやく転送会社を1つ発見しました。
SOS MAIL SOLUTIONSは、他の転送サービス同様に登録は無料です。
オンラインで転送先住所やメールアドレスなどを登録した後、
最初の荷物がSOS MAILに届いて初めてサービスが利用可能になります。
転送料金も、20kgまでは同料金で、
ニュージーランド宛だとAU$28と、リーズナブルです。
このSOS MAILの更にすごいところは、
パーソナル・ショッパーというサービスがあるところです。
オーストラリアで発行されたクレジットカードじゃないと買えなかったり、
オンラインショッピングでは取り扱っていない商品が欲しい場合は、
SOS MAILの人が代わりに購入してくれて転送してくれるのです。
この場合は、買い物してもらう手数料がかかってくるので当然割高になるのですが、必要な物なので手数料はいとわないという人には便利なサービスといえます。
SOL MAILは世界のほとんどの場所に転送可能です。
日本ではほとんどなんでも手に入るのでこういうサービスは必要無いかも知れませんが、
英語でのショッピングに抵抗が無い方は、
日本国内で売られている値段と本国で売られている値段+転送料を比べて、
どちらか安いほうをチョイスするということも出来ると思います。
今回は私はワインセラーの部品を購入したのですが、
ニュージーランド国内のディーラーを通すよりもNZ$200安く買うことが出来、
かつ迅速に転送されて満足しています。
使い方次第ではお薦めです!