芹澤 絵美

2018 24 Nov

自然を懐柔する

 

ここ最近のガーデニングプロジェクトは、ラウンジ下のエリアを綺麗にすること。

家のラウンジから見える場所は、
引っ越してきた当初は”どうなっているかよく分からないジャングル”でした。
植えたのか生えてきたのかよく分からない樹木が無秩序に生え、
そこに蔓性の雑草が蔓延り無法地帯。

最初は風の強い日など樹海をゆく船に乗っているようで面白かったけれど、
そのうちにラウンジからのビューを妨げる高さに育ち始め、
剪定するのも困難な高さにみな伸び始めました。

そしてある日、家の周囲でビューを遮るものは全部切ってしまおう!
と決心し、バッサリやりました。
高さ4メートル以上のネイティブは許可が必要なのですが、
幸いすべて3メートル前後だったので今のうちだと思い切りました。

そこから2メートル前後の花木を植えるガーデニングがスタート。

どんどん出来上がっていくガーデンを眺めていると、
ほんの数年前までは、行く手を遮る樹木にいったいどうしたらいいのか、
と呆然としてたジャングルが、人の手によって懐柔された自然がそこにはあり、
なんだか複雑な感情が湧いてきます。

毎週末草を刈っていれば自然と樹木の赤ちゃんもカットされジャングル化が防げます。
そうやって人の手によって懐柔されたようでも、
ひとたび私が手を引けば、数年で樹木が争うように伸びあっという間に家までも覆い尽くすのです。そういう強い自然の力がここに存在しているのを感じます。

私は現在、少しずつこの人の手の入った自然をうちの敷地内で拡げていっています。
我が家の左右の土地は家が無くジャングルがそのまま残っているので、
ジャングルの中にあって”人と共存している居心地の良い自然”を作るイメージで開拓しています。

ただし、ぎっくり腰に注意しながら・・・・。