芹澤 絵美

2019 10 Mar

丸底鍋

 

先日「ニュージーランド・セール」というショッピングサイトで、
今まで所有したことがなかった銅の鍋を買いました。

商品が到着してからよくよく見ると、
この鍋、底が丸いじゃないですか!

底が丸い鍋を始めた見た私と旦那さん。
「いったいこれどうやって使うの??」とギモン&ガッカリという複雑な気分に。

まず、底が丸いから五徳(こちらは4本なので四徳?)に座らない。
壁に立てかけて使うの?と試してみるも、コロ〜ンコロンと不安定極まりない。

これって失敗作?
それとも自分の好みに合わせてカスタマーが底を叩いて完成させるタイプ?
などと今から思えば蒙昧無知な私たちでした。。。

しかしこの時代です。
「底が丸い鍋」についてネットで調べてみました。

するとなんと!
「丸底鍋」と言って、昔からある逸品鍋らしいじゃないですか!
しかも丸底ゆえに対流が起き、こげつかずに素材にしっかり味をしみ込ませて煮きることが出来るかなり料理通な調理器具とのこと。

今や店頭から消え去りつつあるこの丸底鍋、
この鍋を探し求めて使っている人のブログを拝見しました。

その方のブログによると五徳にしっかり丸底鍋が座るとのこと。

ん?うちのはなんで座らないの?
もしかして4徳だから??
じゃぁ5徳の部分だけを探して買って付け替えればいいのか??
と試行錯誤したのですが、、、

結果から書きますと、わたくしただのアホでした。
物理に明るくないことこの上ないアホでした。

というのも、丸底鍋をうちの4徳に乗せながら、
柄が重くてすぐに転がっちゃうんだよなぁとあーでもないこーでもないとやっていましたら、
ふと「柄よりも鍋が軽いから??」と思い水を入れてみました。

すると!座った座った丸底鍋がきちんと4徳の上に座りました〜!
5徳の上ではなく、4徳にも座りました〜!

中に液体を入れてバランスが取れるよう計算されての柄の重さだったのです!!!

とはいえ、底が平らな鍋よりも安定が悪いのは確かです。
乱暴な取り扱いはいけません。

料理研究家さんのブログによると、
時間をかけて煮込む豆料理、お煮染め、などは、
本来この丸底鍋で作るものらしいです。

見た目も美しいこの丸底鍋、
その機能が活かされまくる煮物を作るかどうかは別として、
とりあえず使い方が分かったので楽しんで使いたいと思います。