芹澤 絵美
東の果てのぶどう畑
今週の火曜日から収穫のアルバイトを始めました。
ワイヘキ島の一番東に陣を取る、
島で最大のヴィンヤード、Man' O War(マノウォー)です。
もともとここのワインが好きで、
ビーチの目の前にあるセラードアーにもよく行っていました。
島の東半分の放牧地帯の至る所に畑を所有し、
いったいどうやってあの広大な畑を管理しているのか、
私にとって一番謎が多いミステリアスなヴィンヤードでした。
そのマノウォーが収穫アルバイトを募集していたので、
さっそく応募し偵察してきました。
初日はいきなり、ワイヘキ島から更に船で30分の島、
ポヌイ島にある畑で収穫でした!
ポヌイ島にマノウォーが所有する畑があることは知っていましたが、
こここそまさに、徹頭徹尾「いったいどうやって?!」が頭で渦巻く場所で、
初日にそのミステリアス・アイランドに上陸できたのはラッキーでした。
早朝6:45集合。
ちょうど満潮を迎えるビーチには、
ノルマンディー上陸作戦みたいな船が待機していました。
そこに、4駆の車3台、スタッフ30人を乗せて出発!
この船は2隻あり、他にもフォークリフトやトラクターなど、
必要なもの全てを乗せての大作戦。
いやぁなにもかも初めて見た光景で、すごい体験でした!
島で摘んだブドウの品種は、すべてピノ・グリ!
ワンブロックすべて同じ品種が植えてあるので、
30人が端から端まで横一列になって、
ラインを保ちながら木の下をくぐってまっすぐ進んでいく方法で行われました。
ランチタイムは、ビーチで泳ぐ人も。
私たちが摘んでいる間も、
どんどん摘み終わったブドウが船で運び出されているようでした。
ポヌイ島での収穫体験の翌日は、
本拠地ワイヘキ島東端の畑に連れて行かれました。
えー、こんなところ車で走れるの?!
というような尾根を土埃をあげながら走行し、
ファーム関係者以外立ち入り禁止のエリアに行ってきました。
ワイヘキ島も相当田舎ですが、
その東端はほとんど家が無いまさにワイルドな場所。
そんな場所で仕事することになるとは私も想像外過ぎて、
田舎暮らしもこれついに極めたり、感があります・・・。
とにかくすごい数の畑なので、
イースターまでほぼ毎日収穫することになりそうです。
同じワイヘキ島でも、
ドライ過ぎるエリアがあることもわかり、
まだまだ未知のことが沢山。今後も楽しみです。
all photo by jo sugimura