芹澤 絵美

2018 23 May

私流 山芋栽培の完成形

 

こちらは毎晩雨が降るようになり、
いよいよ冬の気配を感じるようになってきました。

今年で3年目となる山芋の収穫をしました。
以前のブログから読んでくださっている方はご存じかと思いますが、
この山芋栽培にはいろいろ紆余曲折がありました。

山芋はゴボウと同じく、
とにかく深く深く穴を掘らないと収穫出来ません。
地植えでは山芋を傷つけずに50cm以上掘るのはなかなか大変です。

そこで私は、
ベジ・ガーデン用の土が入っていた50リットルの袋を使うことにしました。
この袋なら収穫の時にはただカッターで切るだけで土がどさっと崩れて簡単に山芋が取り出せるからです。

半年以上袋を立てておかなければならないので、
倒れないように板で作った囲いをしています。
取り扱いしやすいように囲いは高さを変えられるようにしてあります。

この囲い、昨年から3段にすることにしたのですが、
最初の年や一昨年などは、とにかく長く成長すると思っていたので、
全5段、中のビニール袋も2枚重ねて長くしていました。

ところが、2年続けて作って学習したことは、
山芋は前年の芋を栄養にまったく新しく芋を形成し始めるので、
その前年芋の大きさによって翌年の大きさ&長さが変わるということです。

ムカゴから育てればせいぜい30cmで細い芋しか出来ませんし、
その30cmの細い芋を種芋に使えば翌年は50cm前後のやや太めの芋が出来ます。
更にその50cmの芋を種芋に使えば翌年は1Mの太い山芋が出来るという具合です。

けれど私のように毎年収穫しては同じ長さの種芋だけ残してあとは食べてしまう場合、翌年出来る山芋はほぼほぼその倍かなぁと、長さが予測出来るようになりました。

そうなるとムダに長い袋や箱は要りません。
季節物として毎年3本くらい山芋が食べられればいいなぁということで、
3段3袋で落ち着くことになりました。

収穫した山芋の上から20cmくらいのところで切り、
下の部分を食用に、上の部分を種芋にします。
種芋は切り口部が腐らないように灰をつけてすぐに土に戻します。

去年まで設置場所も実験段階でしたが、
今年からはこの半日陰の場所で落ち着きそうです。
ここならすぐ下が林になっていますし、
蔓の節々に形成されるムカゴが地面に直接落ち、
そこから山芋の蔓が伸びてくるようであれば、山芋の林が作れそうです。
 

昨日はだし汁と混ぜたとろろ芋で茶そばを食べました。
美味しかったです!

保存保存