芹澤 絵美
さよなら、西側諸国
プーチン氏がなぜ戦争を起こしたのか、
そのデメリットを超えるメリットはなんなのか?が一般人の私にはずっと分からなかったのですが、
ロシア経済の脱ドル化、グローバル経済というゲームからの勝ち抜け、ブレトン・ウッズ3への移行、という解説をしている方々の記事や動画を見たときにストンと腑に落ちました。
*バイデンの対ロシア経済制裁
*舞台と客席がそろって流出
*US commodity crisis to give rise to new world order, says Credit Suisse’s Zoltan Pozsar: Key takeaways
世界からの批判、厳しい経済制裁、そんなものは当然予測されたことで、
それなのになぜ?と、プーチン氏は狂ってしまった論が出ていましたが、彼は狂っていないようです。。。
世界からの批判は一時のもの、目的は厳しい経済制裁、それこそ彼が待っていたもので、
ロシア国内からの西側外資系企業の撤退、ドル決済の凍結、それを引き起こすための軍事侵攻だったという見方です。国内に巣くってロシア経済を空洞化させていたオリガルヒを一掃(しかも投下された投資物件は国営化)し、ドルを使わない決済を主流にさせる一石二鳥の作戦です。
「ウクライナを占領するつもりはない」「すてべ計画通りに進んでいる」とプーチン氏は言っていました。私はずっとその言葉が気になっていたし、トランプ大統領の「プーチンは賢い」と言ったのも気になっていました。ですが今なら、キエフが陥落しないのも当然で、占領や政権交代が目的では無いと言ったのも理解出来ます。
現在主要メディアで報じられているウクライナの現状は主に西側諸国発信のニュースで、
ロシア側からは、具体的な進行状況などはほとんど発表されていません。
実際にはどうなっているのか分かりませんが、最初の空爆と戦車での侵攻以降、
ロシア側が発表した事以外は、実質的にはロシアによるものではない可能性もあるかと思います。
数ある戦略の中、「戦争」というクラシックな手段を使ったのはなぜだろう?
と思っていましたが、メディアに飛びつかせるためのパフォーマンスとしては効果的だったと思います。もちろんこの戦争によって甚大な被害を被る人々は必ず出てくるのでロシアの身勝手な行動を容認することは出来ませんが、人々の平和を願う気持ちとは関係の無いところで世界は動かされていることもまた事実だと思います。
暫定陰謀論をチェックしている人々なら、
金融システムの大きな改革が行われ金本位制に再び戻る時代がやってくることは想像していたと思いますが、いったいどうやって、大衆にはどういう説明で行うのだろう?と謎でした。
けれど、「戦争」が起きて、それをきっかけにドルが崩壊し金融システムが大きく変わってしまった、というシナリオであれば、人々は自然とそれに従うほかありません。
ドルの崩壊もいずれ起きると言われていたことなのでさして驚きませんが、どうやって起こるのだろう?と謎でした。けれど、西側諸国のロシアへの厳しい経済制裁がブーメランとなって起こるというのであれば全て納得です。
他国が保有しているUS$準備基金を、アメリカ大統領の一言で凍結されてしまうという現実を目の当たりにし、奪い去られる可能性の高いUS$を準備基金として保有するメリットが薄れてくるのと、ロシアが石油や天然ガス、石油製品などを、中国、インド、ブラジル、南アフリカ、などロシアへの経済制裁に賛同しない国に輸出し、米ドルとユーロ以外の例えば金に裏付けられたデジタル通貨で決済するとなれば、米ドル覇権が崩れてくる可能性が出てきます。そんなバイデン大統領の経済制裁の中、インドはロシアと300万バレルの石油輸入交渉を締結させています。ちなみに、ロシアの金保有量は世界第4位です。
これが想定出来ていたならば、各国トップのロシアへの経済制裁の動きが鈍いように見えたのも納得です。
以下私の妄想ですが、
宣戦布告し、物理的にも軍事侵攻し、真贋混ぜてメディアに騒がせ、西側諸国からの経済制裁の嵐が吹くのを待つ。
暫定陰謀論的にはゼレンスキー大統領はその協力者であった、という筋もあります。
彼は積極的にSNSを使い、ウクライナは戦い続けることをずっとアピールし続けてきました。
ウクライナ侵攻と同時期に、イスラエルのシリア空爆などありましたが、まったく話題に上りませんでした。空爆だけなら軍事侵攻じゃないの?と疑問に思った覚えがあります。
このイスラエルの空爆はもしかしたらロシアの目的に気づいた反対勢力の抵抗だったのかもしれませんが、ゼレンスキー大統領のパフォーマンスは、世界の目を釘付けにし、その他の紛争には誰も目を向けませんでした。
そのゼレンスキー大統領は、3/16に「ウクライナはNATOの一員にはならない」と発言。わたしは「え??なぜ今それを言う?ロシアの軍事侵攻前に言えなかったの??」と思いました。ロシアに対して徹底抗戦している(風の?)ゼレンスキー大統領にはNATO加盟が悲願のように見えていただけにかなり驚きました。ウクライナがNATOに加盟しないのならロシアは軍事侵攻する理由がありません。戦争を避ける方法はいくらでもあったのです。他にも不可解なことはあります。アメリカからのロシア軍事情報を十分に受けていたウクライナ政権があっさり侵攻を許したこと、スピード侵攻したロシアがキエフ陥落出来ない事なども謎でしたが、戦争状態を作り、長引かせ、世界が経済制裁を発動させるまでの時間稼ぎとみると腑に落ちます。
もちろん、真相は私には知る由も無く、決して表に出てくることはないと思うので、
ロシアが主権国家ウクライナに領土侵攻、と歴史教科書には刻まれることと思います。
トランプ支持者の間では、金本位制(ブレトン・ウッズ1)に戻すことは、
ケネディ大統領の悲願だったことを知っていますし、プーチン氏や習近平氏がトランプ大統領と協力し合っている、という筋でシナリオが出来ているので、今回のロシアの軍事侵攻もロシア擁護が多かったかもしれません。
私的には、根本は光と闇に明確に分かれているわけではなく、
一見光に見えることも闇を従えているし、闇に見えることも光を内包しているような気がするので、
とにかくグレート・リセットに向けて対立した意見を織りまぜながら進んでいる気がします。
善対悪の構図に囚われないように、かつネガティブに囚われないように先を見るように心がけています。
世間が戦争に目を奪われている間、ウクライナは、ベーシック・インカム(UBI)、デジタルID、ワクチン・パスポートを組み合わせた社会的信用アプリの導入など、世界経済フォーラムの「グレート・リセット」を実施する最初の国であると発表しました。
私の住むニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相も、
カナダのトルドー首相やゼレンスキー大統領と同じく、世界経済フォーラムを率いるクラウス・シュワブ氏の愛弟子のような若き人材です。
なので、国民の大きな反対に遭わない限りは、CBDC(Central Bank Digital Currency)、UBI、デジタルID、ワクチン接種歴を伴った社会信用アプリの導入などに早い段階で舵を切ると思います。
2021年にトランプ大統領が動き(デクラスと政権交代/ワクチン承認:人口削減?)、
2022年にプーチン大統領が動きました(戦争:金融リセットと世界大飢饉のトリガー?)。
あと一人か二人、例えば習主席かモディ首相あたりが大きく動いて(飢饉からの救済措置発動:私有財産から共有財産という考え方の普及?)、グレート・リセットが完了し、新世界秩序の樹立という流れになるのかなぁ?と想像しています。世界を変えるトリガーとなるにはこうした大物の動きが必要なのかもしれません。個人的には、トランプ大統領とプーチン大統領からは人類愛を感じるので、ゴールは同じでも人口削減には反対の立場を取っていると思いたいです。
*ウクライナで起こされている戦争がどのように世界大飢饉と関係しているのかは、我那覇真子さんがマイケル・ヨン氏にインタビューした動画が分かりやすいです。
*食糧危機:マイケル・ヨン氏にインタビュー -世界的な食糧危機について
2020年のパンデミック開始からずっと、世界大飢饉が起こるきっかけとなる条件が徐々に積み上げられていて、世界大飢饉は椅子取りゲームの音楽が止まるとき(世界の食料庫国からの輸出制限)アバランチ(雪崩)が起こる、と。そして、パンデミック→戦争→飢饉→パンデミック→戦争というメリー・ゴーラウンドに乗ってしまっている、とのこと。
アメリカについてですが、
今になってハンター・バイデン氏のラップトップ事件が主要メディアで取り上げられ、起訴も避けられない状況になっています。
バイデン・ファミリーといえば、ウクライナと大きな関わりがあります。この件については私もブログで取り上げましたが、ハンター・バイデン氏のラップトップの中身については触れるだけでSNSでBANされるという情報統制ぶりだったのに、なぜ急に解禁になったのでしょうか?
*この件はカナダ人ニュースのさんの動画が分かりやすいです。
何かが終わるときにはいろいろと膿が出てくるので、カタルシスとデクラスが同時進行しているようにも見えます。2020-2021の米大統領選の間にばら撒かれた様々な伏線の回収が始まったのかもしれません。脱米ドル化に関連させると、伏線の中には「株式会社アメリカ(ワシントンD.C.)の崩壊」がありました。今回のドル崩壊によって消えて無くなるのはバイデンCEO率いる株式会社アメリカと金の裏付けの無いUS$であって、金保有国第一位のアメリカ合衆国は金本位制にスムースに移行しアメリカ国民をしっかり支える準備が出来ている。そして2024年にはトランプ大統領が多くの国民に望まれて帰ってくるというシナリオです。
だいたいヒーローは惨事の前には現れませんし、人々が希望を失いかけた頃にやってくるので、これから起こる最悪なことを未然に防ぐというわけにはいかなそうですが、どんな物語でも世界の立てなおしにはヒーローは不可欠です。
(*伏線回収という視点で見ると、暫定陰謀論の中に、ホワイト・ハットによって西側メディアは抑えられた、と言われていた時期があり、今回の脱US$化に必要不可欠である西側主要メディアによる激しいロシア批判も、メディアはロシアの作戦に釣られたのでは無く、最初からシナリオ通りに動いただけなのかもしれません。なぜなら報道しないことも出来るからです。そうなってくるとバイデン大統領の動きも、バイデン大統領役者説という伏線から考えるともしや最初から・・・・・わかりません。)
パンデミック〜戦争まで、自然発生なのか意図的に起こされているのか分かりませんが、どちらでも私たち末端がすることは同じです。引き続き、世に流されているニュース、暫定陰謀論、いろいろな方向から情報収集し、そこから得る直感を信じて備えていこう思います。
「シートベルトを締めろ」という暫定陰謀論界隈では幾度となく使われてきたセリフ、
今後の世界にはピッタリな気がします。
ブログ・トップのグラフィックについてですが、
オムロンが70年代に描いた人類×技術の未来予測です。
今は、情報化社会の終わりのところにおり、次は最適化社会です。。。
そして次には自然社会となっています。
大きな社会の流れにはもう乗るしか無いですが、
自然社会が待っているのならば私はかなりハッピーです。
その前に淘汰されているかもしれませんが、直感に従って最大限楽しく生きていこうと思います。
余談:マイク・アダムス氏はかなり前から「肥料危機」を警告していたので、化成肥料を沢山買いだめました。化成肥料を作るには、石油や天然ガスから取り出す水素が不可欠だからです。この化成肥料が無ければ、農産物、畜産物、の減少と高騰、あらゆる食料供給に大きな影響を及ぼすので、石油と天然ガスの仕入れに苦労する国は食糧危機が待っているとのことです。だから農業スキルを付けろとずっとマイク・アダムス氏は言っているのですが、ちょっと家庭菜園をやった人なら分かると思いますが、ファーマーでも無いかぎり恒久的に家族が食べていけるだけの必要な食料を作り続けるのは不可能です。ファーマーでさえも、化成肥料が無い場合の対処法を備えているか謎です。本当にそんな世界が来るのかどうか分かりませんが、暫定陰謀論である人口削減の手段としてはかなりの効果を発揮すると思います。なので、ロシアやサウジアラビアと上手くやっていってくれることを個人的には願っています。アメリカにはシェールオイルがあります。日本も尖閣周辺に石油があると聞いています。環境保護の為に「脱炭素社会」が叫ばれましたが、二酸化炭素は植物の生長に必要不可欠ですし、化石燃料は現代農業に必要不可欠です。今回のロシアが起こした戦争は、脱炭素社会への取り組みに大きなブレーキをかけることになるかもしれません。