芹澤 絵美
アメリカの歴史的瞬間に必ずいる男
「無名よりは、悪名高くあれ」
大統領選に出るようにトランプ氏を口説き、
「大統領 ドナルド・トランプ」を作った男、
と言われる、ロジャー・ストーン氏がトランプ陣営に帰ってきます。
サイレント・マジョリティ
メイク・アメリカ・グレート・アゲイン
などの言葉は、
ロジャー・ストーン氏が関わった大統領、
ニクソン、レーガン、トランプと、代々象徴的に使われています。
12/23にトランプ大統領によって赦免されたストーン氏は、
さっそく、でっち上げのロシアゲート疑惑で自分を40ヶ月の禁固に陥れた、
ロバート・モラー調査官、ジェームズ・コミー元FBI長官、ブレナン元CIA長官、
つい先頃辞任したブック・バー元司法長官、など9名の元高官を訴え、
2500万ドルの賠償を司法省に求めています。
そして、トランプ大統領の再選を確保する為に、
すぐにロジャー・ストーン氏とトランプ大統領の話し合いが設けられ、
特別検察官について意見を述べたとインタビューに答えています。
特別捜査官は裁判所命令無しに、ターゲットを喚問し、尋問する権限を持ちます。
この特別捜査官を任命することにより、
2020年の大統領選において不正行為を働いた者を告訴し罪を確定させることができます。
特別捜査官の任命権は司法長官にあるのですが、
ブック・バー氏が辞任したため、トランプ大統領は、この起訴する権限を、
司法長官代行のジェフ・ローゼン氏に与える行政命令を発布しました。
これは、ロジャー・ストーン氏の助言によるものだと言われています。
ロジャー・ストーン氏の評価は、
好きな人、嫌いな人、はっきりと分かれます。
彼のことを悪く言う人々のことを、ストーン氏は、
「私は、彼らの私に対する憎しみに陶酔する」と言いのけました。
ポリティカル・コレクトネスとは無縁の男
民主主義をジャーナリストとは違った見方をする男
背中にニクソンのタトゥーを持つ男
エリート対民衆の対立軸を描いた男
この悪名高き政治の天才が、
来る、アメリカの歴史的瞬間に立ち合うべくしっかりと降り立ちました。
ロジャー・ストーン氏のことを知りたければ、
2017年、Netflixにて配信された「困った時のロジャー・ストーン」を観賞することをオススメします。
さて、米大統領選はますますワクワクする展開になってきました。
1/6は、
「米上下院合同議会にて、沢山の証拠が提出されるだろう」とトランプ大統領がTweetしました。
そして、1月6日 11:00ラリー開始だと告知しています。
1月6日に予想されている動きは2つです。
・上院議長であるペンス副大統領の選挙人を無効と判断する権限の発動。
・選ばれた選挙人結果に対して、上院議員1名+下院議員1名がセットで異議を唱える。
(異議が唱えられた場合、上下院議会それぞれ分かれて2時間の審議→両方の議会で異議が承認(それぞれ過半数必要)→下院での1州1票で決選投票)
前者は、副大統領が次期大統領を決める絶対的な権限を持つという前例を作ることになり、
後者は、議員一人一人がよく考えて行動した結果ということになります。
現在、下院では140名以上の議員が異議を唱えると表明しており、
この大きなうねりのせいか、上院院内総務のミッチ・マコーネル共和党議員が態度を変え、
異議を支持する態度を見せ始めました。
(1/3追記:テッド・クルーズ上院議員が他11名の上院議員と共に異議を唱えると表明しました)
この議員達のうねりを作り出したのは、議員一人一人を選んだ地元の国民達の怒りです。
「74M Patoriots stand up for Trump (トランプ氏に投票した7400万人の愛国者達よ今こそ立ち上がれ)」
と、共和党支持、民主党支持問わずに、不正選挙に怒りの声をあげる国民たちが、
無関係な顔をして曖昧な態度を取っていた地元議員達をつついているのです。
ペンス副大統領が一刀両断するのが手っ取り早いですが、
なんとなく、私の目に見えるシナリオは、
ワシントンに集まった国民と、その場に居なくとも自由と権利を守りたいと祈っている国民、
そして彼らに選ばれた党派を問わず良心を持つ上下両院の議員達”みんなで”選挙不正を審議し、
国民に真に選ばれたのはドナルド・トランプ氏であることを認証する、というものです。
最後はやはり「民意」なのです。
選挙とはその為にあり、その選挙を盗むことは、民意をドブに捨てることを意味します。
一票は一枚の紙。その紙の所有者は有権者です。
彼らにはその紙がどちらに投じられたか知る正当な権利があります。
そういう意識を国民に再び持たせたのが、今回の2020年米大統領選なのです。
裁判でズルズルと時間を費やしたり、最高裁に全てお任せで決めて貰うよりも、
多くの人が自分の問題として捉え、自分自身の行動によってアメリカを、
外国勢力によって盗まれそうになった選挙結果を自分達自身の手で取り戻したんだ、
という結果がこの戦いの果てに最後に残るからです。
独立戦争を持ち出したり、リンカーンの言葉を使ったり、
ジョージ・ワシントンの戦いを想記させたり、
トランプ陣営が選挙翌日からずっとしていることは、
自信に溢れた熱い言葉を山のように浴びせ、アメリカ国民の多くを巻き込むことでした。
時にはブラフを使いメディアに報道させ、今やアメリカ国民で何が起きているか全く知らないという人は皆無なのではないでしょうか?
この「ショー」は最初からそのようなシナリオだったように私には思えます。
私個人の感覚としては、12月頭あたりからトランプ陣営に確固とした安定感を感じていました。
ほぼ全ての証拠を押さえている、不正選挙に関わった重要人物はほぼ取り押さえている、
何かそう思わせるような自信が彼らが毎日繰り出す言葉の根底に流れていました。
もう役者は揃いました。
愛国者達の気持ちも1月6日がピークです。
精神的にギリギリです。
ここを逃したら、言葉だけで愛国者達を引っ張るのはもう難しくなるでしょうし、
何より、信頼を失うリスクがあります。
さて、どうなるでしょうか?
1月6日に起こるショー本番を、楽しみに待ちたいと思います。
*記事を書くに当たり参考にした動画、張陽チャンネル「二次勤王」
1月6日の議会の流れについてはこちらの解説動画が理解しやすいです。
追記:
リン・ウッド弁護士のマイク・ペンス副大統領への攻撃が増しています。
マイク・ペンス副大統領が1/6に逮捕されるとTweetしています。
最高裁首席判事ジョン・ロバーツ判事、ミッチ・マコーネル上院院内総務も逮捕される、
ペンス氏逮捕後はポンペオ国務長官が引き継ぐ、
拘留中に殺害されたとされるジェフリー・エプスタイン氏が生きている、
など、どう反応していいか謎なTweetを連発しています。。。
リン・ウッド弁護士は、ジェームズ島(ジェフリー・エプスタイン氏が所有していた小児性愛の島)に出入りしていた人物達を全員性犯罪者として裁きを受けさせようとしているのは明らかで、再選後のトランプ大統領に、この事を忘れて欲しくないのかもしれません(憶測)。
マイク・ペンス氏がこの島に出入りしていたとなると話がだいぶややこしくなります・・・。
そして、トランプ大統領があるビデオを3回リツィートしたら、愛国者はそれを必ず見ること。
注意深くビデオを見よ、ビデオは真実を語っている、とも投稿していました。
それと、WikiLeaksが所有する機密文書すべてのロックを解除したようなので、
今なら全ての機密情報が閲覧出来るようです。
2016年の大統領選でヒラリー氏が敗北する原因ともなったメール流出の件も全部閲覧可能です。
WikiLeaksのジュリアン・アサンジ氏にトランプ氏が恩赦を与えるという話が昨年半ばに出てきていましたので、何かそれと関係あるのかもしれません。
プロジェクト・ヴェリタスのジェームズ・オキーフ氏は、このロック解除についての情報をやはり12月半ば辺りからTwitterでも投稿していました。
そこには、2011年8月26日に、クリフ・ジョンソン氏がアサンジ氏に電話インタビューをした音声が公開されており、アンロックの為の”キー”について語ってるくだりがあります。
1月6日まで、また情報が山のようにあふれ出そうな気配がします。