芹澤 絵美
真実と虚偽の境目
本日(アメリカ時間1/25)、ドナルド・トランプ前大統領が、
フロリダ州パームビーチ群に「元大統領府」を開設する声明を出しました。
元大統領府では、トランプ政権の議題を引き継ぐとのこと。
”トランプ大統領はいつも、そしていつまでもアメリカ国民のチャンピオンである”
と書かれています(笑)
ペンタゴン次第ですが、
なんとなく、2つの政権が誕生したような雰囲気が漂っていて、
今後の展開が楽しみです。
(もしかすると、選挙後にイーロン・マスクがテキサス州に拠点を移した意味も分かるようになるかもしれませんね。というのもテキサス州はバイデン政権には従わないと明言しているからです。)
昨年の米大統領選選挙ラリーの特徴として、
バイデン氏はオンラインやリモート、トランプ大統領は実際に足を運んで演説、
というのがまだ記憶に新しいと思います。
テレビでのディベートも、コロナを理由にバイデン陣営はリモートを希望しましたが、
トランプ陣営は対面方式の生放送を希望しました。
もしも選挙活動や政治活動がオンラインのみになったら?
そこにあるのは「ディープフェイク」というテクノロジーの悪用です。
昨日、リン・ウッド弁護士が「ディープフェイク」に関するリンクを投稿しました。
このページトップにある動画は、1千万回以上再生されている動画で、
ビル・ヘイダーという男性がインタビューを受けているのですが、
彼の顔がトム・クルーズになったり彼本人になったり、
恐ろしいほどスムースに入れ替わっています。
何も考えずに見ていると、「この人ちょっとトム・クルーズに似ているな」と思ったり、
「ん?そうでもないかな?」と思ったり、顔が入れ替わる瞬間がほぼわからないシームレスな入れ替えが行われています。
彼は喋り続けていますが、顔だけがスムースに何度も入れ替わっていくのです。
これが「ディープフェイク」です。
「ディープフェイク」は、音声も変えられます。
オバマ元大統領を使ったディープフェイクはこちら。
映像ではオバマ元大統領が喋っているようにしか見えませんが、
実際には俳優が演じています。
この技術は、ビデオ証拠の改ざんや、ビデオ会議の詐欺、
実際には亡くなっている人も生きているように見せかけたりすることができ、
本当に近い将来、真実と虚偽の境目がシームレスな時代がやってきそうです。
ウィルス蔓延を理由に、
世界の首脳が実際に顔を合わせる会議が無くなりすべてがオンラインになったとしたら?
メンバーの一部がディープフェイク、もしくは全員がディープフェイクで、
各国首脳は実在していなくても良い可能性も出てきます。
リン・ウッド弁護士がこのディープフェイクについて勉強するように、
とこのリンクを投稿したことから邪推すると、
実際に大統領就任式を見た人間が限られており(ロイターでさえ写真一枚撮れなかった)、
世界のほとんどの人がビデオを見ていたとしたら、
あのバイデン氏のスムースな演説はディープフェイクかもしれないと思ってしまいます。
1/6の暴徒乱入直後に流れたバイデン氏の声明も同様に、ディープフェイクかもしれないです。
バイデン大統領やローマ法王のワクチン接種の映像もディープフェイクかもしれません。
メディアを使ったイリュージョンです。
幸い今は、ウィルスを理由にロックダウンを何度も行い、
ほとんどのことをオンラインで済ませて実際に人間同士が顔を合わせる機会が極端に減っており、ディープフェイクにとっては最適な状況と言えると思います。
もしかしてトランプ氏はそれを見越して
あえて人を大勢集め実際に姿を現すようなことを何度も何度も行っていたのかもしれません。
余談:ネット上ではバイデン氏の本物と代役の写真が溢れていますが、
私が認識しているバイデン氏は代役と書かれている写真のほうの男性です。
本物と書かれている写真の男性は「誰?」という印象です。
どちらが本物か分かりませんが、このような入れ替えは実際に他人の前に姿を現す必要があるときに有効な古来からのテクニックですね。
さて、前大統領が新大統領に手紙を送る慣習がありますが、
トランプ大統領もバイデン大統領に手紙を残していました。
「ジョー、私が勝ったことを知っているだろ」
この手紙はリン・ウッド弁護士がテレグラムに投稿したものですが、
サイモン・パークス氏いわく、
「あの手紙は本物です。私がこの手紙の写真を受けとったとき、18:00になったら公開してもいいと言われたが、先にリン・ウッドが公開していた」とのことなので、
実際にトランプ大統領が置いていった手紙のようです。
そして、先日ドミニオン社がシドニー・パウエル弁護士を訴えました。
これによりドミニオン社はシドニー・パウエル弁護士の主張が間違っていることを証明しなければならなくなり、逆にパウエル弁護士側の罠にはまった可能性があるとのことです。
またほんの少しずつ動きが出てきました。
引き続きトランプ氏とその周囲の人々の動向に注目していきたいと思います。