芹澤 絵美

2021 07 Aug

ニュージーランドにおけるワクチン接種について

 

ほとんどデジタル刑務所(ワクチンパスポート等)に入れられそうになっている他国のことばかり気にしていて、
肝心の自分が住んでいるニュージーランドについて詳しく知ることを怠っていました。
というか、同じ英語圏というだけでこの国もきっと義務化されるんだ!と思い込んでいました。
 

アメリカでは、PCR検査やワクチン接種の強要、強制、解雇・脅迫(退学・登校拒否をちらつかせる)などに対抗する法的手段として、vaxxchoice.comにて訴状のひな形を無料ダウンロード出来るようにサポートする団体などがあります。
*医師・看護師たちが集まる「America's Frontline Doctors」主催の「WHITE COAT SUMMIT」にて登壇スピーチしたTODD CALLENDER JD.(法務博士)の動画、と下記スピーチの一部和訳。


「もしもあなたが政府が嘘をついていると思うなら、あなたは陰謀論者かもしれません。あなたがメディアが嘘をついていると思うなら、あなたは陰謀論者かもしれません。バッジをつけて人を逮捕することを生業にしている人は、陰謀論者かもしれません。これはどうですか?あなたが憲法を信じ、この国旗を信じていて、誰かがそれを奪おうとしていると考えているなら、あなたは陰謀論者かもしれません。”陰謀”とはそれ自体が犯罪であり、ときに犯罪の前段階として使用されます。二人以上の人間が犯罪を企て、それを更に一歩進んだ計画を立てるため合意のことです。では、陰謀論の”論”とはなんですか? 警察官の言うところの”正当な理由(疑うに至った)”です。 CIAの作り出した言葉に<神経言語学的プログラミング>があります。これは、”独自の考えを持つことによって群れから排除されるんじゃないか”と私たちに感じさせるために作られました。人は群れから外れることを恐れます。だから誰かを簡単に名指しするのです、”あなたは陰謀論者ですね”と。」
 

上記、トッド・カレンダー氏の言葉はとても印象的です。
「それって陰謀論でしょ」「あの人陰謀論者だから」と人が言うとき、
それは群れの外に居る異端を指さしている群衆の心理を表している、と理解出来ます。

厳密には、人に知られないように企てられている誰かの「謀(はかりごと)」が陰謀であり、
その謀(はかりごと)を目撃した、あるいは何らかの証拠、証言などを元に、謀の全体像を推測し疑うことが陰謀論なのです。

現在、人々が「陰謀論」という言葉を使う時、デマとか嘘とかいう意味合いで使っている人が多く、
私の場合は、表に出ていない事柄、主流になっていない意見と捉えています。
しかし、陰謀は表に出てこないから陰謀なのであり、誰にも知られずに成し遂げられれば成功です。
その誰にも知られずに成し遂げられている事柄について語る人々を陰謀論者というのですが、
現在の人々が陰謀論者と誰かを指し示す時、そのトーンには差別的な調子がこもっていることが多く、どうしてだろう?とずっと思っていましたが、群れの外に居る異端を恐れている心理と捉えると理解出来ます。
群れに混乱を来すもの、歓迎できない意見を言うもの、知りたくない恐ろしい真実をもたらすもの、そんな心理的な恐怖が反映されているのかもしれません。


話がそれましたが、
トッド・カレンダー氏のスピーチの中で、PCR検査やワクチン接種を暗に強制してくる人々や団体、企業などに対する法的手段が語られていました。

もしも自分がそんな状況になったらと思い、同じような弁護士団体がニュージーランドに無いか調べていたところ、
灯台もと暗しで、ニュージーランドでは明確に、そのような強要、強制が出来ないことを雇用局が謳っていました。
 

 

 



・企業が個人にワクチン接種を要求することは出来ません。
・企業は、予防接種の状況に基づいて労働者を直接的または間接的に差別しないようにする必要があります。
・企業は、COVID-19に感染して他の人に感染させるリスクが高い場合、特定の作業はワクチン接種を受けた労働者のみが行う必要があることを要求できます。 これはニュージーランドでのすべての仕事の少数派になります。
・仕事はリスクが高く、したがって健康と安全上の理由からワクチン接種が必要であると判断するには、企業は最初にCOVID-19曝露リスクを評価する必要があります。
・健康と安全以外の理由で予防接種を必要とする場合、「職場が完全に予防接種を受けていることを宣伝するために予防接種を必要とする」などは、理由としては十分ではない可能性があります。 これは、マーケティング上の利益のためだけに、ある種の医療を受けることを労働者に要求することになります。


主に、私の懸念事項を払拭している項目のみ抜粋しましたが、
COVID-19ワクチン接種を、自社の喧伝や製品のマーケティングに利用していないか?
ここに焦点を当てて、人権に対するモラルを問うているのはとても大切です。

「今後のニュージーランド国内における感染状況によって変更の可能性がある」とはいえ、
今のところ、選択の自由は遵守されているようで安心しました。


感染状況によって変更云々についても、
PCRテストでの感染状況判断であれば、CDCによるPCRテストの不確実性の件がありますので、
来年以降まではPCR検査を感染状況判断に使うことは無いと思っています。


ロシアではヘルスパス(ワクチンパスポートのようなもの)制度に反対した国民達が、
保健省などを初めとする公的機関のオンラインサービスに、3週間で200万通以上の苦情メールを送りつけ、
ヘルスパスを停止させることに勝利しました。(ニュースソース)。


ニュージーランドも今は平時に見えても、ある日突然パっと行動を起こす国なので、
自分自身の選択の自由の権限を守る行動を起こせるようニュージーランド国内おける法的措置をいろいろ調べて心構えしておこうと思います。

 

余談:昨年からの米大統領選及び、COVID-19に関する陰謀論にはまったおかげで、私はずいぶんと英語の読解力とヒアリングが向上しました(嬉)。あるところで停滞したまま進化しなかった私の英語力も、英語圏で語られる陰謀論への興味から、ちょっと難しめの話が英語で理解出来る喜びへと昇華し、言語野がかなり開拓された気がします。これに関しては、陰謀論ありがとう!と神様に感謝しています。やはり、なにごともワクワクが鍵です。楽しんでいれば無理目の能力も伸びる気がします。