山中 健

2020 29 Feb

ロンドンレポート2020冬4 北欧発ショップ、米国D2Cが続々と

ファッションウィークではパリに、ものづくりではミラノに、最先端ビジネスではNYに軍配が上がる世界のファッションキャピタル勢力図ですが、リアルマーケットを見るにはロンドンが最高だと思います。

ロンドン市場に受け入れられているものは、その他の都市に受け入れられることが多く、そのような視点で今回もロンドンのショップリサーチをしました。

世界のプレイヤーが続々と出店しているロンドンですが、今回感じるのは北欧系のブランドやセレクトショップが目立つということです。夏が短いという気候、着こなし、そしてサステナブルに対する高い関心を持つという点では親和性が高いからでしょうか。サステナブルなナチュラルなブランドだけでなく、「ウッドウッド」のようなストリート系を得意とするセレクトショップも出店しています。

また、「オールバーズ」、「リフォーメーション」など米国発のD2Cも続々と進出しています。中でも、コスメの「グロシエ」の人気ぶりは印象に残りました。

そしてアジア勢も頑張っています、韓国のアイウェアブランド「ジェントルモンスター」はコンセプチャルな店舗を構え、日本の「スノーピーク」はピカデリーサーカスからちょっと南に行ったリージェントストリートに多層階に店を構えています。

間違いなく欧州の首都とも言えるロンドンだからこそ集まる各国のプレイヤー。その出身国にもトレンドあることを感じます。

 

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