山中 健
2019
31
Mar
2019秋冬東京FW レポート4 東京メンズもエレガンス復権
私が、東京のファッションウィークで確かめること。それは、どのトレンドを東京のデザイナーたちが掬い上げたかということです。
今回感じるのは、「エレガンス復権」は東京で力強いトレンドとなったということです。特にメンズでその傾向が強く、テーラリングやコートを主力にしたコレクションが多かったと思います。ただ、それはカチッとしたものではなく、ストリートの空気を吹き込んだオーバーフィットなものからユルっとしたコンフォートフィットが中心。「カジュアル×オーバーサイズ」から「エレガンス×オーバー〜コンフォートフィット」に移行したと言えるでしょう。
ストリートは健在ですが、それはそういう服が好きな人のためのもの。先シーズンまでようにメンズでストリート一辺倒。モードやトラッドまでもストリートを意識しなければならない状況から、大人が楽しめるモードに注目が集まっています。
リアルマーケットでも、経済的に豊かな大人がストリート系のブランドを着るということは少なくなっていくかもしれませんね。
■ミスタージェントルマン
■ハレ
(画像:apparel-web.com、撮影:土屋航)
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