山中 健

2018 31 Jul

コペンハーゲンのユニクロはここ

メンズファションウィークの後、デンマーク・コペンハーゲンに滞在しました。ちょうど私が滞在していた時、日本のメディアではコペンハーゲンにユニクロがコペンハーゲンに店を出すとう報道がされていました。

しかし、私はそんなことも知らず。。。

マーケットリサーチで街を回っていると、偶然ユニクロのロゴをあしらった仮囲いを発見したという次第です。

ユニクロが出店するのは、世界一長いと言われるコペンハーゲンの歩行者天国ストロイエ通り(Vimmelskaftet 38, Copenhagen, Denmark)。中央駅の方向から中央広場に向かう途中のちょっとだけ道幅が細め(でも十分広いですが)になっている箇所です。周辺はザラがあり、デンマークが誇るファッション企業ベストセラー社が手掛けるSPA「ONLY」のすぐ近くです。ダウンタウンでちょっと怪しげなエリアから、市内随一の広場に抜けるあたりという感じです。高級ブランドや百貨店は広場の方、高感度なセレクトショップはもっと奥(北東)に広がっていますので、駅から来る旅行客からするとショピング街の入口付近。目的もなく目抜き通りを歩いても、見つかるとくことで、「良い立地」と言えます。

出来る店舗は、約420坪で(地下1階~地上2階ということですのでユニクロの旗艦店と比べると小ぶり。建物も間口が狭めです。ユニクロのリリースによると、1840年代、後にデンマーク国王フレデリク7世との結婚により、ダナー伯爵夫人と呼ばれるルイーズ・クリスティーン・ラスムセンが開いた婦人服店があり、「Louise Hus(ルイーズの家)」と呼ばれる建物だそう。大きさより、歴史的意匠や背景を生かした店舗になるのでしょうか。楽しみです。

そして、コペンハーゲンとユニクロも相性は良さそう。シンプルでリラックスしたユニクロの服は、北欧の生活者に合いそう。スペインやイタリアの大胆なイメージとは違って。。。

ユニクロが出店を決めたコペンハーゲンのファッション商業の貼り付きがどのようになっているのか、次回以降にレポートしていきたいと思います。