山中 健

2018 26 Jul

仏オンライン発ブランドのリアル店舗「ラパルトマン・セザンヌ」

オンライン発ブランド、D2Cというと、「エバー・レーン」「ブランディー・メルヴィル」などアメリカのプレイヤーが有名ですが、フランスにもあります。「セザンヌ」というブランドで、まだ30代になったばかりの女性モルガンヌ・セザロリが7年前に創業したブランドです。こちらのブランドは、パリ在住の松崎さんが書かれたAILのレポートを読んで知りました。

中心地2区にはあるのですが、ちょっとショッピングエリアから外れているので、なかなか行けませんでしたが、今回の出張でチェックしてきました。

 

場所は、ファッションの問屋街サンチエの北あたりです。このあたりまで来ると、問屋街のワサワサした感じもなく、表通りから外れて店舗の視認性も高くなっています。

店内には、20-30代の女性たちで程よく賑わっていまいた。店内の写真は、お客様が写り込んでしまい、アップできなかったので、こちらをごらんください。

「ラパルトマン」という名の通り、インテリアは部屋風。ウェアはやシューズなどはクローゼット風、食器やステーショナリーも収納庫にある様な感じで展示・陳列しています。

ファションのキーアイテムは、リゾートに映えそうなドレスやトップス。ヴィンテージをebayで販売したのが、ビジネスのきっかけだった同社らしく、どこかレトロなエッセンスを感じるものが多く、独特の雰囲気が出来上がっていました。

また、オンライン発ブランドらしく、欠品しているものをタブレットを使ってEC経由で購入可能、レシートはメール経由、ECサイトでの購入に対する返品・交換を隣接店舗で行うなど、スマートなサービスも用意していました。

価格は、カットソーで50ユーロほど。ファストファッションよりワングレード上で、COSと同じぐらいです。ただ、この価格でこの雰囲気を出している店はフランスではあまりないので、そこも人気のポイントなのかもしれません。

同ブランドは、メンズサイトの「オクトブル エディション」もスタートさせ、近くにリアル店舗「オクトブル」も構えており、今後さらに成長していきそうです。

また、同店の周辺のエリアも、何もないとはいえ、新しいレストランやカフェ、デリなども出来始めており、ニューエリアとして注目かもしれません。

http://www.sezane.com/en

 

https://www.octobre-editions.com/fr

 

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